私が今まで読んで興味ある本をご紹介します。
13、ガンは治る、ガンは治せる （船瀬 俊介 著）
（抜粋…ここに紹介している文章は、ほんの一部です。）
ま え が き
「病院から『もう、やることはやったから退院してくれ』って言われたんです……」。
途方に暮れたガン患者さんのつぶやきです。
わたしの先輩の作家Ｓさんも舌ガンで、抗ガン剤を投与され、髪の毛からまつげまで抜けました。五回もの手術で首から肩にかけて肉はゴッソリそぎとられました。たび重なる放射線治療で首の周りは真赤なケロイド状態。放射線火傷は内部の気管、食道にまで及び、ほとんど塞(ふさ)がってしまいました。ビニール管を通して、呼吸し、流動食を得ていました。
半年ぶりに会ったＳさんは幽鬼のようでした。六十キログラム以上あった体重は三十キログラム台。胸が込み上げて思わず抱き締めました。手に骨が当たりました。Ｓさんは、わたしの耳元に顔を寄せ、かすれた声でこういました……。「だまされた……」。
それから、付き添っていた奥さんは、病院からこう告げられました。「やることは、やったから出て行ってください」。
わたしは、その光景を想像するとめまいを覚えます。
「病院で死なれたら迷惑だ」ということでしょう。病院側に言わせれば、抗ガン剤、放射線、手術……打つ手はみんな打った。あとは、なにもすることはないので――。
「打つ手を打ったから、こうなったんだろう！」と声を荒げたくなります。
自宅に帰ったあと、Ｓさんの看護は奥さん一人の手にまかされました。直径三ミリのチューブを通して注射器で流動食とモルヒネを注ぎ込みました。最後に、車椅子でいちばん行きたかった石垣島に家族、友人と遊びました。それが、思い出となりました。そして、いっときもせずＳさんは逝きました。「皆で、陽気に飲んでください」と〝遺書〟を添えた泡盛の古酒(クース)を残して……。
わたしを、今、ガン治療の告発に駆り立てているもの、それは、あのＳさんが耳元で囁(ささや)いた無念の二言かもしれません。現在、日本には約一三〇万人のガン患者がいるといいます。そのうち半分は、ガン難民として、さまよっています。病院の治療への不信、不安から、自ら病院を飛び出した患者さん。何かすがるものを探して民間療法や病院を尋ね歩いている不安に満ちた顔。あるいはＳさんのように〝ガンの三大療法〟で心身とも廃人同様にされて、放り出された末期ガンの患者さんたち……。
わたしは『抗ガン剤で殺される』(花伝社)などで、ガン治療を追及してきました。毎年、約三十二万人が亡くなっているといわれるガン患者の八割は、じつは――〝ガンで死んでいるのではない。ガン治療で殺されている〟――という驚愕事実を知りました。からだが震えるとは、このことです。なのに患者さんたちは、何も知らず、救いを求めて病院という名の〝殺戮の門〟をくぐっているのです。
無知のなんという悲しさ。無知のなんという恐ろしさ。このひとたちを、何としても救わねばならない。そう、思っているときに安保徹先生と出会いました。名著『免疫革命』を読んで以来、尊敬してきたかたです。お話を聞いて、その暖かい人柄に心から惹(ひ)かれました。ゆったりと温(ぬく)もりのある〝安保節〟に、全国の数多くのかたがたが魅かれている、というのもよく判ります。
そして、もうひとかた。韓国の奇埈成先生との出会いも、忘れ難いものでした。頭を撃たれるほどの衝撃を受けたのは、その強烈なる人生の軌跡でした。日本の植民地支配、そして朝鮮戦争……その後の軍事政権……かつての真っ直ぐな正義感の少年は、あらゆる時代で弾圧され、反発し、投獄され、銃殺直前に何度も偶然に救われた……という奇跡。そして、先生は「すべてをゆるす」という境地に到達されたのです。そして、「人の健康を治すことこそ使命だ！」と自覚。数多くのガン患者や難病患者を助けてこられました。
今回、気高く温かい峰のような二人の大先達といっしょに「鼎談(ていだん)…三人が円卓をかこんで話しあうこと。三人の会談」の機会を得ることができました。三人の思いは同じ。日韓の地で、悩み苦しんで、さまよっておられるガン患者の方々を一人でも多く救いたい。その気持ちだけです。
さらに、救いたいひとたちがいます。それは、ガン治療の現場のお医者さんたちです。看護師さんたちです。そして、救いたいのは現代医療そのものです。いま、ガン治療の現場で苦悩しているのは、携わっている医師や看護師さんたちでしょう。自らには拒絶する〝毒薬〟を、病院経営のためには、打たざるをえない。患者の免疫力を殺(そ)ぐことがわかっていても当てざるを得ない放射線治療。むろん塗炭の苦しみの患者は地獄。そして、医師、看護師にとっても地獄のはず。このようなおぞましい惨状は、一刻も早く改めなければなりません。
この本が、医療現場の真昼の暗黒に一条の光を投げかけることを、祈ってやみません。 (船瀬俊介)
その、おどろくべきペテンに騙されてはいけません。あなたの命は、一つしかありません。それは、かけがえのないものなのだから。自分で守るしかないのです。
受けてはいけない「ガン検診」……早期発見＝早期殺害！
●ガン利権の巧妙なマーケティング
安保教授は「ガン検診は、受けてはいけない」と断言します。
「工…ッ」と日本中から絶叫が聞こえてきそう。わたしも、そう思う。「ガン検診」はガン利権が、仕掛けた巧妙なワナなのだ。
厚労省は〝ガン撲滅〟キャンペーンと称して、〝早期発見・早期治療〟を国策として進めている。わたしに言わせれば、その真実は〝早期発見、早期殺害〟――。
なぜ、〝早期発見〟がアブナイのか？……。まず、ガン専門家は「ふつう早期ガンが六～七年は変化しないのは常識」という。また「――十五人の早期胃ガンの患者を、何もしないで放置しておいても、一センチのガンが二倍になるのに最短で一年半。最長で八年五カ月もかかっています。本人(患者)が死ぬまでに八十年はかかる！」。『ガン治療「常識」のウソ』(近藤誠著、朝日新聞社)で紹介された事例。早期発見！ と慌(あわ)てる理由はどこにもありません。また、だれでも毎日、体内にガン細胞が三千～五千個は生まれている、という現実があります。老若男女……あなたも、わたしも、これだけのガン細胞が生まれていると聞くと、びっくりします。あなたも、わたしもガン患者！ 慌てる必要はまったくありません。
●ガン無限増殖論〝ウィルヒョウの呪い〟
まず、大学医学教育の現場で、まったくの嘘が、教えられています。
現在の医学教科書には「――ガン細胞はひとたび生まれたら、無限に増殖を続け、宿主(患者)を殺すまで増殖を続ける」とあります。
これは、いまから百五十年前に、ドイツの血液生理学者のウィルヒョウが唱えた説。まず百五十年も昔のカビの生えた〝理論〟が医学テキスト一行目に載っていることに、仰天します。
そもそも、ガン細胞か、生まれたら、無限に増殖して、宿主まで殺す……とは、ありえません。人間は、毎日、三千～五千個ものガン細胞が体内に生まれています。それが、無限増殖するのなら……人類は百万年以上も太古の昔に絶滅しています。
ところが、その後、免疫細胞の存在が確認されました。今から約三十年前、東北大学医学部の千頭博士が、ＮＫ(ナチュラル・キラー)細胞を発見しました。抗ガン剤を攻撃する免疫細胞の中でも主力部隊。その我らが兵士たちがガン細胞を攻撃する顕微鏡写真もあります。『笑いの免疫学』(拙著 花伝社)の口絵・カラー写真(ルイ・パストゥール医学研究センター提供)を見ていただきたい。
ガン細胞を発見したＮＫ細胞が上下からガン細胞を攻撃している。彼らはガン細胞の細胞膜を破り、中に三種類の毒性たんぱく質を注入。ガン細胞は、あえなく即死する。そして、死体は酵素が分解して、最後は尿中に排泄されていく。これが、人間の免疫力によってガンが消滅していくメカニズム。ガンが自然退縮するのもあたりまえ。奇跡でも何でもない。ＮＫ細胞が元気なら、ガンなどまったく恐れることはないのです。
●まちがい理論が医学〝狂育〟の根幹に！
ウィルヒョウはＮＫ細胞の存在すら知らなかった。無知のきわみ。そんな、根本的に誤った百五十年も昔の〝ウィルヒョウ学説〟がいまだ医学教育の根幹なのです。
バカバカしくて声もでません。根本的に誤ったバカな理論をすべての医学生たちは、必死で学んでいる。日本全国、頭の狂ったバカな医者だらけになるのは、当然です。
毎年、二十五万人ものガン患者を平然と〝殺戮〟できるのも、初めから、頭の思考回路が狂っているからです。
〝ウィルヒョウの呪い〟通りにガン細胞は、一直線に無限増殖はしません。
なぜなら、ＮＫ細胞に代表されるリンパ球が、毎日、体内をパトロールして、発生したガン細胞を攻撃して消滅させているから。
さて、このＮＫ細胞……その人の気分、感情、ストレスなどで、大きく上下します。たとえば、笑うだけで急増する。大阪〝なんば花月〟劇場に十九人のガン患者を連れて行き、大笑いさせた実験があります。
なんと三時間笑っただけで、最大、六倍もＮＫ細胞が急増していました(『笑いの免疫学』参照)。逆に過労や精神的ショックなどのストレスを受けるとＮＫ細胞は急減します。
すると、それに反比例して体内のガン細胞は増えていく。
●〝ガン発見〟ストレスが免疫力を激減
つまり、本人の気分や体調で、ガン細胞は増えたり、減ったりしています。強烈なストレスを受けると一日で大豆粒くらいガン細胞は増殖することもある、という。ぎゃくに心が解放されると、そのサイズでガンは退縮することもあるのです。
だからガン検診を受けてはいけないのです――。
■理由その一は〝ガン発見〟のストレスが、免疫力を低下させ、いたずらにガン増殖させてしまうから。医者は〝ウィルヒョウ学説〟に基づき「ガンは治らない」と患者を脅しつつ告知します。ショックで、ＮＫ細胞は激減します。ガン細胞にとっては、医者は心強い援軍です。
■理由その二。最近はＰＥＴ診断など〝ミリ単位〟でガンを発見する。さらに〝細胞レベル〟で発見できる「高性能」装置もある。すると誰でも体内にガン細胞があるのがあたりまえだから、ガン検診を受けると、全員が〝ガン患者〟と診断されてしまいます。
すると、病院にとっては、その日から、大のお得意様です。まさに〝いらっしゃいませ…！〟。
わたしがガン検診をガン産業のマーケティング、市場開拓だ、と断じる理由もそこにある。
■理由その三。ガン患者のラベルを貼られて病院に引きずり込まれたら、まちがいなく①抗ガン剤、②放射線、③手術の〝三大療法〟が、あなたを待っています。これで八割の確率で、あなたは〝殺される〟。アメリカ政府が一九九十年、いまから十五年以上も前に〝三大療法〟は無力である……と断定したことなど、医者は知りません。知っていても無視します。
それでも、あなたは、そんな病院で〝まな板の上のコイ〟になりますか？
■理由その四。自分の体調は、自分で管理するのが理想。自分の体が訴えてくる〝声〟に耳をすまそう。たとえば朝、すっきり起きられない。なら原因を考える。ストレス、食生活、過労などなど……。それらを、改めれば体調不良は消えて行く。
●原因は①悩み②働き③クスリの三過ぎ
安保徹先生は、ガンの原因は①悩み過ぎ、②働き過ぎ、③クスリの飲み過ぎ。という。まず、これらを改める。それが、最大の療法です。さらに、先生は、ガンの三大治療法として①笑うこと、②食事を改める、③お風呂に入る。なんと簡単で、なんと明解だろう。
これで、ＮＫ細胞などが増え、ガンは自然消滅していく。
もし、ガン検診を受けてしまって、ガンと診断されても、別におどろくことはありません。だれでも、初めから体内にガン細胞をもっているのですから。
交通事故で亡くなった方を解剖してみると、けっこうガンをあちこち、持っている人がいるそうです。それでも、まあ元気に生きて来たわけです。
奇先生は、相談に来られたガン患者さんに「あなたの体内に阿弥陀様がお入りになった。感謝をこめて拝みなさい」と指導されるという。ストレス説からも医学的にきわめて理にかなった指導だと思います。拝む心はストレスを沈め、交感神経優位の体質から副交感神経優位の体質にシフトさせてくれます。
海外のガン治療とは……「まったく治療しない」が基本
●日本の医者は平気でウソをつく
現在の日本の病院では、医師たちは、おどろくようなウソを平気でいいます。
まず、「現在の治療水準では、抗ガン剤、放射線、手術がベストです」といいます。
そして、百％、医者は患者を抗ガン剤漬け、放射線漬け、手術漬けにしていきます。
試みに聞いてごらんなさい。「センセイ、もしあなたがガンだったら、自分に抗ガン剤打ちます？」。顔面蒼白になって絶句するのは、まちがいないでしょう。
じつは正解は「まったく治療しない」こと。スウェーデンでの報告です。早期前立腺ガンの患者二二三人を「まったく治療せず」十年間、経過を経過をみた。その間に一二四人が死亡しました。しかし、ガン死だったのは、わずか十九人(八・五％)。よって、研究者たちは「手術による前立腺全摘は標準的治療とはいえない」と結論付けています。
日本では男性諸兄は前立腺ガンで病院を訪ねると例外なく〝切られる〟。あるいは放射線を浴びせられる。しかし、スウェーデンの医者たちは、これら治療を「必要ない」という。だから、スウェーデンの前立腺ガン〝治療〟は「何もしない」で様子をみるだけ。
この事実を知っていたら、だれが地獄のような苦しい痛い思いをして、日本の病院で〝治療〟を受けるでしょう。しかし、このような国際的な〝ガン治療の常識〟は、医者はぜったい教えてくれません。メシの食い上げになるからだ。
●日本は抗ガン剤二十倍、手術十七倍
肺ガンも同じ。日本では、ほぼ百％抗ガン剤を盛られ、放射線を当てられ、手術で切られます。ところが、カナダでは、もっとも多い治療法は「何もしない」なのだ。なんと「無治療」二十二％。最近の研究では「何もしない患者が、もっとも治りやすい」ことが、わかってきたという。何というパラドックス……。「手術」は、たったの六％。(日本は十七倍)抗ガン剤はなんと五％(日本は二十倍)。「抗ガン剤」と「手術」は三％(日本は三十三倍)……！。
日本では、国際的レベルにくらべて、抗ガン剤は二十倍、手術は十七倍も多い。メチャクチャに抗ガン剤を与え、メチャクチャに手術で切りまくっているのです。
それが、どうして国際的標準といえるのでしょうか？ 要は、根本から医者にだまされているのです。
●○・七％が二〇％に…五年生存率
日本のガン専門医は、治療効果を五年生存率でしめします。
「この治療なら五年生存率は、これだけです」と説明されると、「ああ、それだけの確率で生きられるのか……」と、ガン患者も覚悟を決めます。
ところが、この五年生存率なるものが、まるでデタラメ。たとえば、ある大学病院では二十二年間に治療したすい臓ガン患者七百十六人の五年生存率を二〇％として発表しています。ところが、じっさいに五年生存した患者さんは、わずか五人しかいない。五割る七百十六で○・○〇七。つまり、ほんとうの五年生存率は○・七％。それが不正な数字操作で三〇倍近くも水増しているのだ。一事が万事。だから、しめされた五年生存率は、操作された数値と思ってまちがいありません。それを信じたら、もう敵のワナにはまったも同然。
またＮＰＯ法人「ガンの患者学研究所」代表の川竹文夫氏は、診断技術の発達による〝錯覚〟もある、という。
昔は一センチ大のガンしか発見できなかった。今は一ミリでもＯＫ。人は〝発見〟されて〝ガン患者〟となる。ガンが進行した一センチ大と、一ミリ大では、後者の方が五年生存率が長くなるのはあたりまえ。医者は「治療技術が向上したので、五年生存率が高くなりました」というが、まったくの嘘。「診断技術が向上した」ことによる錯覚(ペテン)である。
●ガンは全身病…〝転移説〟は誤り
さらに、医者のウソを、見抜こう。
医者はつぎのような脅し文句で患者を引き止めようとする。
「このまま、ほっておいたら〝転移〟して、手遅れになりますよ！」
この〝転移〟という言葉に、患者は青ざめる。「センセイ、何とかしてください！」とその手にすがる。しかし、考えてもみてほしい。人間だれでも体内に、毎日、ガン細胞が三千～五千個も生まれています。つまり、人体には、全身にガン細胞は分散して、日々、生まれているのです。ガンになるのは、中でも血行が悪く、新陳代謝が弱った組織です。
たとえば、医者が手術で胃ガンを、切除したとする。その後、肝臓でもガンが発見された。すると、現在の医学常識だったら、だれもが「肝臓に〝転移〟した」と判断します。
しかし、もともと全身に何千、何万と存在するガン細胞が、わざわざ遠い他の臓器まで移動することは、不自然だ。栄養療法で国際的なマックス・ゲルソン博士は「ガンは栄養と代謝の乱れで起こる〝全身病〟」と喝破しています。
現在、世界の医学界は、これまでの臓器病説から、この全身病説に移行しています。
ピッツバーグ大学のバーナード・フィッシャーらによって提唱されています。考えたら子どもでもわかる理屈だ。〝転移〟より〝再発〟いったほうが、事実は正しく伝わると思う。
とにかく根本的には「ライフスタイル」「食事」「心の持ちかた」を変えないと、〝再発〟は永遠に繰り返されることになるのです。
あ と が き
先日、海外ニュースで、世界最大の製薬メーカー、ファイザー社が、一万人のリストラを行った….…と報じられていました。本書でも触れた、あの抗ガン剤〝プラトシン〟の輸入元です。理由は医薬品の販売不振。わたしは「抗ガン剤の売れ行きで落ちている」と、直感しました。「抗ガン剤で殺される……！」。わたしたちの小さな呼びかけ、告発が、かすかだけれど、着実に、時代を、世界を動かしているようです。
アメリカ医学界も急激に〝三大療法〟から代替療法にナダレを打っています。まさに九〇年のＯＴＡリポートが、大転換点となったのです。アメリカ政府の代替療法への予算は、一九九〇年以降の十年間で、三百万ドルから二億ドルヘと、六十七倍にも激増。
すでに六対四で、ガン治療の現場でも代替療法が優位に立っています。そのためアメリカでのガン死者は年々約三千人ずつ減り始めています。殺人療法の〝三大療法〟から解放され始めているのだから、とうぜんです。〝毒〟を打たなけりゃ、長生きするのもあたりまえです。
二○〇七年二月二日、「抗ガン剤〝イレッサ〟効果ナシ」という報道が流れました。
わたしは〝イレッサ〟を「悪魔の抗ガン剤」と呼んできました。二〇〇二年、国内で承認されましたが、販売直後から副作用とみられる間質性肺炎が続出、判明しただけで六百七人が犠牲となりました。ガンを〝治す〟ために打った薬剤で悶絶死するのはあまりに悲しい。〝肺ガンの特効薬〟と鳴り物で認可されたのに、患者は重大副作用でバタバタ〝殺され〟ていきました。輸入販売元はアストラゼネカ社(大阪市)。同社は重大副作用死が続発しているのに、黙殺。販売パンフレットには「夢のような薬」と誇大広告を続けました。二〇〇五年六月二十四日、ついに遺族たちが、同社を薬事法で訴えました。「過大広告・宣伝のため死亡者が続出した」と東京地検等に告発状を提出したのです。
そして告発されたアストラゼネカ社は〝延命効果〟がないという事実の公表に追い込まれました。
アストラゼネカ社は「東洋人には延命効果が示唆された」と日本での販売を勝ち取りましたが、それは真赤な嘘でした。従来品よりも劣っていたのです。
「……アストラゼネカ社は、二〇〇三年九月以降、抗ガン剤治療歴のある肺ガン患者四百九十人を無作為に半数に分け、それぞれを〝イレッサ〟と〝ドセタキシル〟(従来品)で治療した。
〝イレッサ〟で治療された患者の『一年生存率』は四十八％で、〝ドセタキシル〟の五十四％を下回った。患者の半数が死亡するまでの期間も〝イレッサ〟は十二カ月で〝ドセタキシル〟の十四カ月に満たなかった」(『毎日新聞』二〇〇七年二月二日)
この〝人体実験〟データには暗澹(あんたん)とします。まさに、二つの抗ガン剤は五十歩百歩。「一年生存率」が約五割ということは、これら抗ガン剤〝治療〟の実験台とされた約五百人の患者さんの半数は亡くなった(殺された)ことを意味します。
本書で述べたように、肺ガン治療のベスト方法として「何もしないこと」(二十二％)を選択したカナダと比較して欲しい。同国では肺ガン治療に「抗ガン剤を用いる」は、わずか五％。日本の二十分の一。延命効果を上げるのは「何もしないこと」という〝常識〟が日本の医療現場では判っていない。というより「何もしなかったら儲からない」がホンネでしょう。それでも、今回「悪魔の抗ガン剤」が実質、使用中止に追い込まれたのは、脱抗ガン剤に向けての一つのステップです。
現代アメリカで「もっとも影響力を持つ二十五人」に選ばれたアンドリュー・ワイル博士。彼は著書『自発的治癒』(邦訳『癒す心、治る力』上野圭一:訳 角川文庫)で、こう述べています。
「人には、治る力がそなわっている。その治癒力を活性化させることで、絶望的な病から奇跡的な生還した人は少なくない」。
この本は、いまや『医学の革命書』と絶賛され、全米ベストセラーとなっています。ワイル博士のＨＰ(ホームページ)には、月に最大三百万件ものアクセスがあります。訳者の上野氏は、「医療革命は、大学以外でもすさまじい勢いで進行している」といいます。
ワイル博士は「ガンの自然退縮」についても述べています。
「……大きな腫瘍組織が、数時間、数日のうちに消えてしまうほどの激しさをみせることもある」
生命は奇跡と神秘の可能性を秘めています。一方、博士は、抗ガン剤の化学療法と放射線治療について――「未熟かつ粗雑な方法であり、いずれは時代遅れになる治療法である」と断じています。博士こそは、安保先生、奇先生……そして、わたしとの同志です。
この温かく、希望に満ちたネットワークを広く広く……拡げていきたい。
湯沢温泉で、安保、奇、両先生らと温泉につかり、歓談し、杯を交わした思い出に浸りながら…… (了)
二〇〇七年二月三日、深更 船瀬俊介
------------------------------------------------
安保 徹(あぼとおる)
1947年、青森県に生まれる。東北大学医学部卒業。医学博士。現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(免疫学・医動物学分野)。
著書に、『免疫革命』(講談社インターナショナル)『「薬をやめる」と病気は治る』(マキノ出版)『病気は自分でなおす』(新潮社)『医者に見放されても病気は自力で治る』(講談社)など、多数。
奇 竣成(キ・ジュンソン〕
1926年、韓国で生まれる。戦時中は、政治犯として投獄。獄中での気づきから、「プハン」を考案する。韓国での正食運動(マクロビオティック)の第一人者。
韓国での著書多数。現在は、「癌自然退縮100日修練コース」を開催している。
船瀬俊介(ふなせ しゅんすけ)
1950年、福岡県に生まれる。九州大学理学部入学、同大学を中退し、早稲田大学第一文学部社会学科を卒業。地球環境問題、医療・健康・食品・建築批評などを展開。
著書に、『抗ガン剤で殺される』(花伝社)『笑いの免疫学』(花伝社)『ガンで死んだらl10番 愛する人は殺された』(五月書房)『買ってはいけない』(週刊金曜日)『あぶない電磁波』(三一書房)『やっぱりあぶないIH調理器』(三五館〕など、多数。
----------------------------------------------
ガンは治る ガンは治せる……生命の自然治癒力
2007年3月lO日 初版第1刷発行
2009年9月18日 初版第10刷発行
著者 安保徹・奇竣成・船瀬俊介
14、私が出あった世にも不思議な出来事 (聞き手…鳩山幸・池田明子)から、五日市 剛(いっかいち・つよし…工学博士)さんの話を紹介します。
（抜粋）
魔法の言葉
「じつは僕、亡くなった父親に会いたくて魔法の言葉を唱えたら、本当に会えたんです」
一九九一年、運勢のどん底にあったという当時二十六歳の五日市剛氏は、単身イスラエルヘの旅行を決意。現地で不思議なおばあさんに出会い、「ありがとう」「感謝します」という「魔法の言葉」を教えてもらった。
そのときの体験を、帰国後に起こった奇跡的な出来事とともに紹介した講演録『ツキを呼ぶ魔法の言葉』が、口コミで百万部を超える大ベストセラーとなった。
氏のもとには、「魔法の言葉」のおかげでピンチを切り抜けたばかりか、大きな幸福を手にしたという体験談が、毎日山のように届いている。
「ありがとう」の言葉で痛みも感じなくなる!?
鳩山 五日市さんにお目にかかるだけで運がよくなると聞いていますので、今日は楽しみです。
池田 私もです。五日市さんは、お仕事の場でも「ありがとう」「感謝します」と、よくおっしゃるのですか。
五日市 そうです。トラブルがあったときには、ニコッと笑ってすぐに「ありがとう」と言います。そして、すぐに何らかの対処をすると、それ以前の状況より数段ステップアップするという経験を重ねていますから、「ツイている人」というのは、そういう習慣を持っているのかな、と最近は思います。
池田 どうして「ありがとう」という言葉で状況がよくなるんでしょう。
五日市 そのことですが、じつは、外科医で気功家としても有名な矢山利彦先生と対談をしまして、そのときに先生が「魔法の言葉」を検証してくださるというんです。
鳩山 それは面白いですね。
五日市 矢山先生によれば、人間の体から気がたくさん出るのは、恋人に愛を語っているとき、感謝しているとき、新しいものをワクワクして創造しているときなのだそうです。残念ながら気そのものを測定することはできませんが、気が出ているときの体の状態を測定することはできます。たとえば、脳波が安定してくる、血行がよくなる、呼吸が深くなる、力がアップする、といったことです。それに、痛みが消えたり、軽減されたりするんですよ。
鳩山・池田 へええ！
五日市 そういえば僕、家のなかでは裸足でいることが多いのですが、足の小指を出っ張ったところにぶつけたときって、ものすごく痛いでしょう？ でも、痛む場所に手を当てて「ありがとう、ありがとう」と唱えていると、痛みがスーッと引いていくんです。あれって何だろう、と思っていましたから、矢山先生がそうおっしゃったときには「なるほど、気が出るんだな」と。
池田 私も小指をぶつけたときには試してみよう！
五日市 でも、それはあくまでも仮定ですから、「ちょっと腑に落ちませんね」と言ったら、先生が「じゃあ、腕をまくってください。肘(ひじ)の内側に手を当てて、ありがとうございます、感謝しますって、何分か唱えてください」と言うんです。僕が唱え終わったら、「じゃあ、手を離して、肘の内側を思いっきりつねってください。思いっきりですよ」と。それでつねってみたら、本当に痛くないんです。試しに反対のほうの手をつねってみたら、イテテテ！ となった。
鳩山 楽しい実験ですね。
五日市 ほかにもいろいろな実験をしましたが、要するに感謝しているときの心の状態では、気がバンバン出るんです。だから感謝するというのは、本当に大事なこと。嫌なことがあると感謝なんかできないけれど、「ありがとう」と言うことで、そのきっかけをつくるんです。
池田 でも普通は、たとえば事故にあったときに「ありがとう」とは、心から言えないものですよね。そういう言葉と心のギャップはありませんでしたか。
五日市 最初のうちは、「ありがとう」という言葉が出てきませんでした。ただ、イスラエルのおばあさんに出会ったときは精神的にどん底でしたから、「そんなことで運がよくなるなら、金がかかるわけじゃないし、やるぞオレは！」と思いました。おばあさんの家の近くにあるお店に行ってマジックを買い、手の甲や洋服の袖(そで)、シャツやパンツにも「ありがとう、感謝します」って書きました。この言葉を、絶対に日本に帰るまでに体にしみこませるぞ、と気合いを入れていました。今では何かあっても一秒以内に言えます。
鳩山・池田 すばらしい！
「ツイてます」の威力を人体実験で検証する
池田 五日市さんは会社を経営していらっしゃるし、複数の会社の顧問も務めておいでですね。たくさんの方を指導なさる立場におありだと思いますが、コツはありますか。
五日市 僕の講演録にＡさんという元部下の話が載っています。Ａさんは年齢が僕よりひとまわり上なんですけど、何をやってもうまくいかなくて、僕の部署に来た方なんです。僕、彼で実験してみたかったものですから、「いつも朝ロッカールームで会うよね。そのときに〝ツイてる？〟って聞くから、〝ツイてます〟って答えてくれない？」と、彼に頼んだんです。「なんでそんなことを言わなくちゃいけないんですか」と文句を言われましたが、「いいじゃない、固いこと言いっこなし」と押し切って、「ツイてます」と言ってもらうことにしました。
鳩山 それは面白そうですね。
五日市 それから毎日のように「ツイてる？」と尋ねました。すると、最初のうちは無愛想な表情で「ツイてます」と言うだけでしたが、徐々に「今日は妻がつくった目玉焼きがおいしかったからツイてます」と、ツイている理由を思いついて、話してくれるようになりました。
池田 少しずつ変わってきたんですね。
五日市 そんなことを続けているうちに、彼は画期的な材料の開発に成功したんです。他社の製品よりも品質がかなりよくて、原価が低いという。これを上層部に報告したら驚いて、多額の投資をしてＡさんを中心としたプロジェクトをつくることになりました。
鳩山 その方も、ワグワクしてきたことでしょうね。
五日市 もうそのころになると、僕のほうから「ツイてる？」なんて聞く必要もありませんでした。彼は一人でデスクワークをするときにも「ツイてる、ツイてる……」。こっちが「やかましい！」と言うくらい(笑)。
池田 「ツイてる」という言葉の効果は絶大ですね。
五日市 その開発商品をある大手ユーザーに納めたら、すぐに大量に欲しいというので、工場で量産することになりまして、Ａさんは現場への異動を命じられたんです。ところが、彼はそれをとても嫌がって、僕のところに残りたいというんです。
鳩山 どうしてでしょう？ せっかくのチャンスなのに。
五日市 彼はもともと嫌われ者でしたから、工場へ行ってもうまくやっていける自信がなかったんです。その後、風の便りで、よくない知らせが聞こえてきました。ちょっとしたミスやクレームにもアタフタするばかりで対処できず、一度も「ありがとう」が言えなかったんですね。結局プロジェクト自体が潰(つぶ)れてしまったんです。
池田 それは残念ですね。
五日市 ただ、われわれにとってはいい教訓になるし、言葉の力というものについての検証実験はできたと思います。たとえ機械的にでもプラスの言葉を口にしていればツキを呼ぶことはできるけれど、言わなくなったら元通り。Ａさんの場合は、僕に言わせられている間は言えましたが、肝心なときに言えなくなってしまった。つまり、なぜそれを言うことが大切であるかを本当には理解していなかったんですね。
鳩山 ある意味では、言葉が人生をつくるのかもしれませんね。
五日市 まず言葉を先に口にするというのは、とても重要なことなんです。そうすると、思いと行動に影響を与えますから。くり返し言っていると、思いが言葉に乗ってきます。それで思いがさらに高まって、行動にも思いがこもって、という相乗効果が期待できます。
池田 確かにそうだと思います。
五日市 僕は仕事がら、いろいろな会社の経営者の方と会っているわけですが、儲かっている会社というのは企業理念がしっかりしていて、社員が朝会や昼会で唱和し、心にしみこませています。儲かっていない会社というのは、企業理念があっても、社員がそれを知らないんですよ。
鳩山 このお話、全国の社長さんに聞かせてあげたいですね。
亡き父が営業マンとして会社にやってきた！
五日市 イスラエルのおばあさんに言わせると、「言葉は口から出た瞬間に魂を持つ。勝手に手足がはえて歩きだすから、きれいな言葉を使いなさい」と。口から出た言葉というのは怖いんです。心のなかの不安を口に出して、不安とともに行動すると、また不安なことが起こってしまいますから。
池田 本当にそうですね。
五日市 反対に、「こんなにいいことがありました、感謝します」と、未来を先取りして口に出せば、本当にそうなっていきます。……ということをある小学校で話したら、五年生の男の子から「次の日に試験があるとして、『百点とれました、感謝します」と言ったら、勉強しなくても百点とれますか」と質問されました(笑)。
鳩山 どうお答えになりました？
五日市 まず、こんな話をしました。数年前に北陸で講演をしたときに、大学受験を目前に控えているのに成績がよくなくて、志望校を変えようと思っている男の子が、僕の話を聴いたんです。それで、彼はすぐに東京の志望校まで飛んで、その正門の前でガッツポーズの写真を撮った。そして、それを見て「大学に合格しました、感謝します、ありがとうございます」と、合格したイメージングを何度もしながら、勉強を続けたそうなんです。
池田 それで合格なさったのですか？
五日市 合格したという喜びのお便りをいただきました。でも、いくらイメージしても、具体的な行動、つまり勉強をしなければ合格するはずがありません。だから五年生の男の子には、わかりやすくこの話をして、「勉強しないと百点は取れないよ。でも、望みをしっかり思って、しゃべってごらん。ただ勉強するよりも、勉強した分だけ結果が出てくるよ」って。
池田 このお話は、全国の受験生の方に聞かせてあげたい！
五日市 佐賀で講演をしたときは厳しい質問を受けました。「最近、息子を亡くしました。息子に会えました、感謝します、と言っていれば、息子に会えますか」と。
鳩山・池田 まあ……。
五日市 そのときは「死んだ人には会えません。でも、本当に会いたいのだったら、魔法の言葉を唱えてください。きっと何か気づきがありますよ」と答えました。でも、じつは僕、亡くなった親父に会ったことがあります。
鳩山・池田 ええっ！
五日市 こんな僕でも数年前にすごく落ち込んだことがあって、親父に会いたいな、と思ったんです。それで、十二月三十一日に伊勢神宮へ行って、「親父に会えました。ひさびさに会えて本当に嬉しかった。ありがとうございます。感謝します」と、ご報告したんです。そしたら二か月くらいして、親父が僕の会社へ訪ねてきたんです。
池田 それは夢か何かで？
五日市 いえいえ現実のことです。まったく父親そのものでした。眉毛、目、鼻、口、声もそっくり同じなんです。その方は、ある会社の営業マンなんですが、年を聞いたら五十九歳、僕の親父が亡くなった年齢でした。「どうぞおかけください」と、椅子をすすめながら、かなり動揺していました。
鳩山 それはもう、さぞ驚かれたことでしょう。
五日市 涙がこみあげてくるんですが、泣くわけにはいかない。こういっては申し訳ないけれど、頭の回転が鈍いところまで親父にそっくりで(笑)。営業マンなのに名刺を忘れてくるし、自社の製品の説明もうまくできないし。「もう一度仕様を確認してきてください」と言って玄関まで見送ったんですが、トボトボ歩く後ろ姿まで瓜ふたつ。もう僕、我慢ができなくなって、トイレに駆け込んで鍵を閉めて泣きました。
その方が後日、名刺を郵送してくれたので、たまたま手もとにあった僕の講演録のコピーをお送りしたんです。そうしたらしばらくして手紙が来て、「五日市さんの講演録を読ませていただき、『ありがとう』『感謝します』とお題目のように唱えていたら、一億円以上の物件を二件も受注できました」とのことでした。
鳩山 本当にすごいですね……。
五日市 その方は過去十数年間、一件も受注できなくて、窓際に追いやられていたんです。それが大きな物件を受注できたということでした。「『ありがとうございます』の語源を調べてみたら、『奇跡に感動する』と書いてありました。私自身、本当に奇跡に感動して退職することができます。これからの人生、とてもワクワクしております」と、手紙にありました。その方とは赤の他人ですけれど、親孝行ができたような気持ちになりました。
池田 聞けば聞くほど奇跡のようなお話ばかりですね。
五日市 とにかく、確信ある思いを持って、しゃべって、具体的にやってみることが大切です。最後にいいことをお教えしましょう。マイナスの思いを消す方法です。心のなかのことって、消しゴムで消せると思うんですよね。では、いいですか。不安や心配を消しますよ。皆さん、右手を四十五度の方向に高く上げてください。手の平をクルクルっと返しながら、はい、「キャンセル、キャンセル」。
池田 不安や心配はあっちへ行け、シッシッという感じで、手をヒラヒラ振るんですね。
五日市 これは、数千万円くらいの価値がありますよ！(笑) 本当に効きますから、ぜひやってみてください。
鳩山 今日はいろいろなお話を聞かせていただいて、感謝します。
15、まもなく世界は5次元へ移行します
『イベント・ホライゾン2012』エハン・デラヴィ 十 中丸 薫（抜粋）
地球に生きるすべての存在にとって、今後二度とないイベントがアセンションです。「人間復興を通しての世界平和」に私が長年取り組んできたのは、ひとえにこの瞬間のためなのです。
2012年までもうあとわずか。これからいいことも悪いことも超地球規模で、大洪水のように押し寄せてきます。全力を尽くしてアドバイスしていきたいと思います。
超変化を前にして、日月神示から「人間の使命についての講座」
（日月神示から、知ってそうで知らない基本的な霊の知識について、お伝えします。）
宇宙は霊の霊と物質とからなっているぞ。人間も又同様であるぞ。宇宙にあるものは皆人間にあり。人間にあるものは皆宇宙にあるぞ。人間は小宇宙と申して、神のヒナガタと申してあらう。人間には物質界を感知するために五官器があるぞ。霊界を感知するために超五官器があるぞ。神界は五官と超五官と和して知り得るのであるぞ。この点誤るなよ。霊的自分を正守護神と申し、神的自分を本守護神と申すぞ。幽界的自分が副守護神ぢゃ。本守護神は大神の歓喜であるぞ。
神と霊は一つであって、幽と現、合せて三ぞ。この三は三にして一、一にして二、二にして三であるぞ。故に肉体のみの自分もなければ霊だけの自分もない。神界から真直ぐに感応する想念を正流と申す。幽界を経て又幽界より来る想念を外流と申すぞ。人間の肉体は想念の最外部、最底部をなすものであるから肉体的動きの以前に於て霊的動きが必ずあるのであるぞ。故に人間の肉体は霊のいれものと申してあるのぞ。
又物質界は、霊界の移写であり、衣であるから霊界と現実界、又霊と体とは殆ど同じもの。同じ形をしているのであるぞ。故に物質界と切り離された霊界はなく、霊界と切り離した交渉なき現実界はないのであるぞ。人間は霊界より動かされるが、又人間自体よりかもし出した霊波は反射的に霊界に反影するのであるぞ。人間の心の凸凹によって、一は神界に、一は幽界に反影するのであるぞ。幽界は人間の心の影が生み出したものと申してあろうがな。
総ては大宇宙の中にあり、その大宇宙である大神の中に、大神が生み給ふたのであるぞ。このことよくわきまへて下されよ。善のこと悪のこと、善悪のこと、よく判って来るのであるぞ。故に、人間の生活は霊的生活、言の生活であるぞ。肉体に食ふことあれば霊にもあり、言を食べているのが霊ぞ。霊は言ぞ。この点が最も大切なことじゃから、くどう申しておくぞ。
死んでも物質界とつながりなくならん。生きている時も霊界とは切れんつながりあること、とくと会得せよ。そなた達は神をまつるにも、祖先まつるにも物質のめあてつくるであろうがな。それはまだまだ未熟な事ぞ。
死後に於ても、現実界に自分がある。それは丁度、生きている時も半分は霊界で生活しているのと同じであるぞ。自分の衣は自分の外側であるぞ。自分を霊とすると、衣は体、衣着た自分を霊とすれば家は体、家にいる自分を霊とすれば土地は体であるぞ。更に祖先は過去の自分であり、子孫は新しき自分、未来の自分であるぞ。兄弟姉妹は最も近き横の自分であるぞ。人類は横の自分、動、植、鉱物は更に外の自分であるぞ。切りはなすこと出来ん。
自分のみの自分はないぞ。縦には神とのつながり切れんぞ。限りなき霊とのつながり切れんぞ。故に、神は自分であるぞ。一切は自分であるぞ。一切がよろこびであるぞ。
霊界に於ける自分は、殊に先祖との交流、交渉深いぞ。よって、自分の肉体は自分のみのものでないぞ。先祖霊と交渉深いぞ。神はもとより一切の交渉あるのであるぞ。その祖先霊は神界に属するものと幽界に属するものとあるぞ。中間に属するものもあるぞ。神界に属するものは、正流を通じ、幽界に属するものは外流を通じて自分に反応してくるぞ。正流にぞくする祖先は正守護神の一柱であり、外流に加はるものは、副守護神一柱と現はれてくるのであるぞ。外流の中には、動植物霊も交ってくることあるぞ。それは己れの心の中にその霊と通ずるものあるためぞ。
一切が自分であるためぞ。常に一切を浄化せなならんぞ。霊は常に体を求め体は霊を求めて御座るからぞ。霊体一致が喜びの根本であるぞ。一つの肉体に無数の霊が感応し得るのざ。それは霊なるが故にであるぞ。霊には霊の霊が感応する。又高度の霊は無限に分霊するのであるぞ。
二重三重人格と申すのは、二重三重のつきものの転換によるものであり、群衆真理は一時的の憑依霊であると申してあろうがな。霊が元と申してくどう知らしてあろうが。人間は現界、霊界共に住んで居り、その調和をはからねばならん。自分は自分一人でなく、タテにもヨコにも無限につながっているのであるから、その調和をはからねばならん。それが人間の使命の最も大切なことであるぞ。
調和乱すが悪ぞ。人間のみならず、総て偏してならん。霊に偏してもならん。霊も五、体も五と申すであろう。ぢゃが主は霊であり体は従ぞ。神は主であり、人間は従であるぞ。五と五とおなじであると申してあろう。差別即平等と申してあらう。取り違い禁物ぞ。
神は愛と現はれ、真と現はれるのであるが、その根はよろこびであるぞ。神の子は皆よろこびぢゃ。よろこびは弥栄ぞ。ぢゃがよろこびにも正流と外流とあるぞ。間違へてならんぞ。正流の歓喜は愛の善となって現はれて、また真の信と現はれるぞ。外流のよろこびは愛の悪となって現れるぞ。何れも大神の現れであること忘れるなよ。
悪抱き参らせて進むところにマコトの弥栄あるのであるぞ。神は弥栄ぞ。これで良いと申すことないのであるぞ。大完成から超大大完成へ向って常に弥栄しているのであるぞよ。宇宙は総てに於ても、個々に於ても総てよろこびからよろこびに向って呼吸しているのぞ。よろこびによって創られてよろこんでいるのであるぞ。故によろこびなくして生きないぞ。合一はないぞ。
16、波動の法則 （抜粋）（足立 育朗 著）
ま え が き
本書で述べます事項は、基本として参考文献は一切ございません。また原則として、推察や仮説を立てず、私自身が直観で得た宇宙からの情報の一部をできる限り、科学的に正確に具体的にご報告したいと思います。
本当の字宙の仕組がどのような状態であるのか、また、地球という星の今の私たちの考え方や生き方がどのくらい自然の法則にかなったものなのか、などについてお伝えさせていただこうと思います。
そして、やがて迎える地球自身の原子核の集合体(EXA PIECO 本文参照)が予定しているレベルに成長し終わる時までに、私たち地球人は、どんな準備が必要であり、またそれらをどのように実行されたら良いのかなども、是非お伝えしたいと思っております。
従いまして、私は、過去、現在の資料を集め、思考し、哲学し、論理を組み立て理論化し、主義主張をするつもりはまったくございません。実は、そのような方法で理論化することこそがこだわりであり、地球のこの五千年来の文化の特徴となり、その結果が、ここまで自然の法則に反した不調和な文化を生み出してしまったという情報ですから……。
私の役割は、地球よりはるかに調和のとれた文化を持ち、この銀河系の知的生命体が住む、700億以上の星からの情報や、他の銀河系からの各種情報の一部を報告し、あとは実現できるよう実行あるのみです。現在の地球には、いたずらに議論をし、時間を浪費している余裕がないようです。なぜなら、残念ながらそれは、私たちの今の文化があまりにも未熟であることを知らされてしまったからです。もちろんそれでも、従来の地球の文化にこだわり続ける方々は、それを選択し、体験を通じてスタディをしていただくこともよいでしょう。
いずれにしましても、あとは読者の皆様方にご判断をゆだねることとし、来たるべき素晴らしい真の宇宙時空間文化時代に間に合うよう、地球の人間の一人でも多くの方が宇宙の法則の本質に気づき、一時も早く意識(と意志)の変換が行われ行動をとられるよう、心を込めて愛の振動波を送らせていただきます。
信じる必要も、説得される必要も全くありません。ただただ深く気づくのみです。
新世紀のために。 一九九五年十一月八日 足立 育朗
第一章 宇宙との調和
だれもが「本質」という「意識」と「意志」を持っている
いま、まさに地球はエネルギーの大変換を行っています。このような時期に私ども人類がこの星の上に生を持ち、お互いにめぐり逢い、文化を築いていることは、大変意義深いことと思われます。しかしこれは偶然ではありません。
宇宙からの情報では、私ども人間は、一人ひとり本質というエネルギー体の振動波(詳細は後述します)が存在し、それは全て承知の上で、それぞれが、この時期にその人間を選択して宇宙の仕組みを理解し、この文化がより宇宙と調和のとれる方向へ変換できるよう、ある役割をしながらスタディするのが目的で生まれたそうです。
人間だけに限らず、動物も植物も鉱物も全ての存在物は、それ自体振動体として宇宙との調和の度合いに応じた本質的な振動波を常に受振、発振しています。人間の場合も、肉体を持っている一人ひとりの方が「本質」という「意識」と「意志」を持ち合わせています。
宇宙との調和度を知る
宇宙の仕組ではその本質の振動波が宇宙との調和の度合に応じておおまかにまず10段階に分けられています。そして宇宙と調和がとれて、あるステップを踏んだ状態を示す時に、周波数をもとに基本の10段階を踏んで、より大きな意味での「１段階」であるという言い方をしています。これを「10のマル１回」とも言っています。この時、本質は10
Hzという周波数で振動しています。
これは字宙との調和度と言い、そのものの本質の存在が、自然の法則にかなってどのくらい調和がとれているか、そして、スタディがどのように進んでいるか、をチェックする一つの方法で、普通は常に上がったり下がったりしている方が多く、決してこだわる必要はありませんが、調和がとれていくことは、大変重要なことではあります。
「本質」がさらに宇宙と調和のとれる方向に向かうと、この基本の10段階を何回も繰り返していき、何十回、何百回、何千回と、調和度が上がっていきます。それに伴って、周波数もどんどん上がっていきます。このように数字を使ってお伝えするのは、今の地球の文化ができる限り科学的に理解するということで成り立っていて、私どもがそれを基準にしてあらゆるものを理解するという習慣になっているからです。
ですから、できる限り科学的に、数字で示せばデジタル的に、図解できればアナログ的な方法で、入ってきた情報を説明するという形をとらせていただこうと思います。
前述の周波数として10Hzという言い方をしましたが、周波数というのはご存知のように「波動」ですから、振動体として１秒間にどれくらい振動しているかということです。存在しているものがみんな振動体であって、振動波を発振しています。その発振している本質が、宇宙の仕組みを理解した度合いに応じて、周波数が高くなり、１秒間に10の78乗回(10)くらい振動して、細かく精妙な「波動」に周波数が高くなった状態の時を、第一段階のステップを踏んだと言います。それが一つの目安の単位になります。
第三章 中性子・陽子・電子の構造と性質
人間の「意識」は中性子、「意志」は陽子だった
そこで今度は、人間の「意識」とか「意志」というものはどういうものなのか、これについても直観的に発振し、受振して同調するという方法で調べました。おそらく振動波で発振、受振しているのだから、人間の「意識」と「意志」にも具体的な形態があって、その振動波があるのだろうということで情報を受振することにしたのです。そうすると、先ほどの図(省略)とやはり同じものだったのです。
人間の「意識とは何か」というテーマで受振しますと、中性子と同じものを描いてしまうのです。描き始めたら同じものだったので、びっくりしたのです。要するに中性子は「意識」だったのです。
中性子が「意識」ということは大変なことです。あらゆる物質の元になっているもの、それは原子核であり、その中に中性子と陽子があるわけです。全ての存在物に原子核があって、中性子、陽子があり、そのうちの中性子が「意識」であるということは、どんなものも全部、「意識」で構成されているということになるわけです。これは見えない空気でもそうです。
それでは陽子は何か。今度は陽子について調べました。すると陽子は、「意志」だということでした。
ですから当初は、先に形の方がわかって自然界の役割の一部が先に伝わってきてしまったのですが、結果的に中性子が「意識」で、陽子が「意志」だというのです。
中性子＝意識＝調和、
陽子＝意志＝愛
陽子は「意志」であると同時に、自然の法則の「愛」だという情報です。愛情ではなくて「愛」です。中性子の方は「意識」があって感情の役割があり、常に調和をとり続けます。
基本的に原子核は、中性子と陽子が結びついてでき上がっています。細かく言えば他に要素があるのですが、大まかに言えば大事な要素は中性子と陽子で、それは「意識」と「意志」が組み合わさってできているわけです。そのうちの「意志」という陽子は、自然の法則の「愛」だということで、「意識」の方は「情」が含まれているわけです。
ですから、原子核というのは、「意識」と「感情」、「意志」と「愛」が結びついて構成されている。即ち愛と調和が、全ての存在物の素になっている。これは地球上でいう全ての存在物です。
見えるものにも見えないものにも全てに「意識」と「意志」がある
本来は中性子と陽子が基本で、あらゆるものの主体になっているらしいのです。中性子が「意識」で、陽子が「意志」、そして、自然の法則の「愛」だということを物理学的に説明したらどうなるでしょう。
地球の物理学的な解釈の言葉で言えば、「時間と空間が完全に調和がとれて一体化した状態」で、その典型的な状態が楕円の立体であり、陽子はそれを示しているということです。例えば植物のいろいろな種類の種は、かなり陽子の形態に近いのです。種は時間と空間がプログラムされていて、もちろん常に意志も含まれているわけです。
例えば、蓮の花は何百年たっても状況がちゃんと備われば、いつでも桜になったり、梅になったりしないで間違いなくきちっと蓮の花を咲かせます。その種が、花を咲かせるべき時間と空間をきちんとプログラムし、コントロールしているわけです。ですから陽子に非常に近いものを感じるのです。
陽子だけではなく、もちろん中性子も含まれて両方で成り立っているわけですが、種のあの形態自体がかなり意味があると思うのです。お米の粒などは典型的な調和のとれた形態をしています。これも意味があると思います。
中性子が「意識」で、陽子が「意志」だということについてですが、目に見えないものにも見えるものにも全てに、「意識」と「意志」が存在している。宇宙の存在物というのは、空気も炭酸ガスも炭素も、窒素もアルゴンも、とにかく全て分子があり、原子があり、原子核、中性子、陽子があるのです。ということは、基本的に空気のある空間は「意識」と「意志」で詰まっているわけです。
クォークとは宇宙中に充満しているエネルギー
ではこの中性子とか陽子とか、あるいは電子は何からできているかというと、今の物理学では素粒子という形でクォークからできていることになっているのです。クォークからできていることは確かなのですが、このクォークを中性子や陽子と同じように要素(素粒子)として考えてしまうと、まるで違った方向に行ってしまいます。今の地球の科学はそういう方向で推理していますから、要素としてとらえようとしています。しかし実際にはそうではなくて、クォークというのはエネルギーそのものだということなのです。実際にクォークを図で描きますと、図表11のように回転運動をしながら球体になっているエネルギーなんです。
先述したように、クォークとは、本当は宇宙語で(CAU…カウ)と言います。そしてクォークという、図表9(省略)のような状態を作っている、この回転しているもの自体が物質です。地球ではまだわかっていません。(OCTSTOP…オクツトップ)という宇宙語で言うしかないのです。仮説にもなっていませんが、そういうオクツトップという物質が回転運動をして、クォーク(CAU)というエネルギーを生み出している。これが宇宙中に充満しているというのです。回転半径は大変小さく、球体の大きさもものすごく小さなもので、10
㎝くらいです。非常に小さなものですから、地球上では測定は全く不可能なのでわからないのです。
ですから、ほとんど「ない」ということになってしまっているのです。こういうものが宇宙に充満しているということは、人間の体の中もそういうもので埋め尽くされているということです。
第八章 病気の本質
｢健康で長生きできてしまう意識｣への変換をはかろう
病気になった、癌になった、エイズになったという方は、それらを憎んで闘って殺してやるという｢意識｣を持つのではなく、自然の法則を理解して、エイズならエイズが自分たちの｢顕在意識｣の作り出したもので、そのウィルスが今自分にメッセージを送っているのだと理解することです。そして｢メッセージをありがとう｣という｢意識｣がもし生まれたら、｢顕在意識｣は間違いなく調和のとれた方向に意識変換しています。これが一番速く病気が治る方法です。
病気は治すのではないし、闘うのではないのです。調和のとれた状態に戻すということです。自然の法則にかなった方向に中性子を戻す、陽子を戻す、電子を戻すということです。
もう一度申し上げますが、そのためにまず最初にやることは、人間の｢顕在意識｣を正常な方向に意識変換することです。そして｢本質｣に入ってきた情報を素直に実行します。実行した結果、原子核の集合体(EXA PIECO)の原子核の数が増え、安定して周波数がまた上がります。その繰り返しでどんどん調和のとれた振動波になり、自分のボディも調和がとれていきます。つまり、中性子・陽子・電子が正常になってゆくのです。
明らかに周波数が高くなって長期間安定していらっしゃる方のボディは、中性子・陽子・電子の歪んでいるパーセンテージが平均よりずっと少なくなり、調和度が高くなっています。その高い時間を長く保てる状態になればなるほど、中性子・陽子・電子が正常化しています。これですと病気が治る方向に進むのは当然です。
ですから健康で長生きしようという｢意識｣を持つということは、これは個人的欲望であり、病気を本質的に解決することにはならないのです。調和のとれた結果が、健康になり、長生きしてしまう状態だということです。
第九章 これからの生き方について…質問に答えて
Q 地球のテレポーテ一ションということですが、人間ではない動物、鉱物、植物は一緒にテレポーテーションできるのでしょうか。
A もちろんできます。全ての存在物の(EXA PIECO)が調和さえとれていれば可能です。動物、植物、鉱物が人間を選んでいる原子核の集合体(EXA PIECO)より常に低いかというとそうではないものもあります。例えばダイやモンドを選んでいる原子核の集合体(EXA PIECO)は、その球体断面が12になっている人間と同じ構成の仕方でスタディをしています。金もそうです。鉱物の中でも、チタンとかニッケルとかアルミニウムなどの純粋なものの原子核の集合体(EXA PIECO)は、12の球体断面で人間とコミュニケーションできるのです。
地球では金属に｢意識｣とか｢意志｣があると思ってもいませんから無視しています。その結果何をやっているかというと、金属の原子核の集合体(EXA PIECO)を尊重せずに、人間の傲慢さで電磁波(例えば熱エネルギー)を加えたり、電磁波と物質波の複合波(例えば圧力を加えたり、ねじ曲げたりたたいたり)するわけです。これは金属に了解を求めていないのです。
UFOはそういう形では作れません。UFOが生まれてくるのは、金属の原子核の集合体(EXA PIECO)とコミュニケーションをして金属が協力をしてくれているからです。形態が生まれるのは、人間が傲慢さでねじ曲げているからではありません。ですから動物、植物、鉱物でも調和度の高いものがあります。例えば蓮の花というのは人間よりもはるかに高く、原子核の集合体(EXA PIECO)は最低10
個以上で選んでスタディをしているので調和度は人間よりはるかに高いのです。指数関数では10
の何乗という形の周波数です。違う言い方をしますと、蓮を選択している原子核の集合体(EXA PIECO)はいつでも、地球から離れて時空間移動できる状態まで成長している原子核の集合体(EXA PIECO)なのです。蓮の後は他の星へ移動している可能性が強いのです。
それから例えばクジラとかイルカですね。あるいはオットセイは動物ですが、人間よりはるかに調和のとれた原子核の集合体(EXA PIECO)が選択をしてスタディをしています。実際にイルカの周波数というものは、ものすごく高い周波数です。交振している内容は、もし欲が深い人がノーベル賞をもらおうと思って、イルカに科学的な質問をし、同調して情報を得る努力をすれば、いくらでもそういう情報が入るような非常に高いレベルの情報です。でもそのような｢意識｣ではとうてい同調してくれないでしょう。それからこれは余談になりますが、クジラは金星から、イルカはプレアデス星団から、オットセイはカシオペア座の星からそれぞれテレポーテーションした動物で、地球で発生した動物ではありません。
Q 人間は同じような行動をとっても内容が全然違うというお話ですが、その辺りのことについて少し詳しくお伺いしたいのですが。
A 同じような行動をとっていても｢本質｣がどうなのかで全然違います。｢意識｣しないとわからないのですが、波動(周波数)で見ればこれはすぐにわかります。
例えば人間が作り出している電気・電化製品・車など、その値段・性能・機能が全てほとんど同じでも、その周波数で見れば全然違います。その物質を選択している原子核の集合体(EXA PIECO)がどれくらいの周波数なのか、という視点で見るわけです。どんなに同じようなものに見えても、それらを選択する際には、スタディをして調和のとれた方向に向かっている方を選んだ方が間違いないということです。製品はみんなそうです。
例えばＡ社がこの車を作ってどういうふうにしたら儲けられるかという｢意識｣から発想が始まって、そのためにはどういうふうに工夫してどういうふうに便利にして、あるいはこうやれば受けるだろうというようにして結果を出しているとします。それに対してＢ社は、基本的に今の文化そのもの、地球の文化自体に問題を感じるようなところから出発して、車というのはどうしたらいいか、それにはこういうふうな考え方を打ち出したら少なくとも調和のとれた方向に向かうのではないかというふうな、そういう発想から始まってだいたい同じ性能、技術、デザイン、単価などの結果を生んだとします。するとこれはもう両者の周波数が全然違います。どんな機械でも同じです。パソコンでもラジカセでもウォークマンでもみんなそうです。
その会社の、企業の法人格という法人が生まれれば、その法人格そのものの原子核の集合体(EXA PIECO)がちゃんと選択をしてスタディしていますから、その会社のスタディをしている状態で周波数が全然違うのです。会社自体のトップから重役さんの考え方が法人格に反映し、その製品が不調和な振動波を出しているか、調和のとれている振動波を出しているかに影響します。トップや重役さんの考え方や周波数が上がれば、法人格も上がるのです。従業員の方の周波数も変わってくるわけです。
明らかに建築の空間にも影響してきます。今計画させていただいている中からそういうことも結果が出始めています。それくらい見た目は同じであっても、中味、｢本質｣が違うと全然違う方向に向かっていくということですね。
Q 地球がテレポーテーションする時、地球の原子核の集合体(EXA PIECO)と同調できないレベルの人はどのようになるのでしょうか。
A 最終的には自然界のクォークというエネルギーに変換されるそうです。
情報では、身近な問題ではこういうことです。
生まれた時から10個の原子核の数で自分の自我、欲望を満足させるだけで生きてきて、地位欲、名誉欲、金銭欲等が全て満足され地球の今の社会のシステムの中ではすばらしい評価を受け、勲章や賞だらけで亡くなっている方が、たくさんいらっしゃいます。そういう方の原子核の集合体(EXA PIECO)の原子核の数というのは、10個で全然変わっていません。それだけではなくて、重量的に言えば周波数がうんと下がって重くなっています。ですから上に上がっていかないんです。
図表15(省略)のように地球がありますと、普通はスタディしてどんどん上がっていくわけです。地上80㎞の間の内でスタディをして、どんどん上がっていくのが普通なのですが、そのようになっていかずに下がって潜っていくわけです。勲章だらけで御殿のようなお墓を作っても、お彼岸や命日でさえ、その人の原子核の集合体(EXA PIECO)の周波数は全然そこに来ていないというお墓がたくさんあります。本人は｢顕在意識｣で満足しきって亡くなっていますが、｢本質｣は全然スタディができないばかりか｢顕在意識｣の振動波が歪み、その歪んだ振動波が｢本質｣まで歪めて中性子・陽子にまで及んでいます。中性子・陽子が歪み尽くしていきますと、歪んだ振動波を出し続けるわけですから、自然界に迷惑がかかるわけですね。そういう原子核の集合体(EXA PIECO)はボディを失ったあと、スタディをして上がっていくにはもう不可能な状態にまで潜っていって、地球の重心に近い方向にどんどん何千㎞と戻っていくわけです。それはレベルにより違います。
10のマイナス何億乗Hzとかいう周波数になれば、これはどんどん潜っていきます。そしてその結果重心に近いところで、原子核そのものが核分裂をします。今の地球の文化レベル以下のいろいろな星の重心の近くでは核分裂をして、その原子核の中性子と陽子が分裂して別々になって再生されます。正常な中性子と陽子がもう一回作られて核融合され、鉱物からまたスタディが始まります。
そういう段階とは別に、テレポーテーションした場合に、クォークのエネルギーに戻されるという情報です。ただしそれは、人間のボディを選択している原子核の集合体(EXA PIECO)が地球と同調できるレベルに達していない場合です。原子核の集合体(EXA PIECO)の質と構造が変換して戻り、人間から動物・植物・鉱物へと12回転球体断面から8回転球体断面、あるいは6回転球体断面に変化し、シフトした新しい地球という星にかなった調和のとれた動物や、植物や、鉱物を選択してスタディすることが可能なレベルの場合は、それを選ぶわけですが、それも不可能なほど不調和だった場合ということです。
お わ り に
本書をお読みくださいましてありがとうございました。今読者の皆様が、もし全文に目を通してくださったとしますと(顕在意識で全て理解されたかいかんにかかわらず)、本質が大変直観的に受け止められてそれぞれの方がそれぞれの周波数で、100倍とか1000培とか1万倍というふうに変化して高くなっています。｢本質｣が意識変換されているのです。顕在意識が｢本質｣に気づき出し、｢本質｣の方も周波数が上がっているわけです。実は、この本を読まれた方は全て読後(⑩→○)
＝10
Hz以上になるようにプログラムされています。従ってもし、自然の法則にかなって調和のとれたことを｢本当はこうだな｣と感じた時に、｢実行｣されますと、原子核の集合体(EXA PIECO)の原子核の数がさらに増えて、その高い周波数を保てる状態になります。反対に｢本当はこうだな｣と感じていながら、実行しないでいますと、周波数は段々下がって戻っていきます。
これはなぜかと言いますと、周波数が上がっているということは、本質の調和のとれた振動波が急激に上がって、その振動波を発振しているわけですから、その干渉を受けて中性子・陽子・電子が正常化の方向に向かい出します。正常化の方向に向かい出すと、細胞まで大騒ぎを始めます。約82兆の細胞が調整しきれないと熱を出したり、要するに風邪をひいたのと同じような症状が起き、まず、痰が出たり咳が出たり熱が出たり、目まいがしたりすることがあります。風邪の場合にはウィルスの歪んだ振動波で中性子・陽子・電子を歪め、その結果ボディを急速に歪めるという、反対の方向でそういう状態が起きます。意識変換して周波数が上がると、同じように中性子・陽子・電子が正常化する方向で急激に変化します。
周波数があまり急激に上がって体調が崩れた場合、お腹をこわす方もあります。あくまで自分ががまんできる範囲のコンディションでしたら、普通に行動をとって構わないと思いますが、あまり体調が悪い場合には休まれた方がいいと思います。
そして｢決心｣して｢行動｣をとるということです。現実の｢行動｣をとると原子核の集合体(EXA PIECO)の原子核の数が増えて、｢本質｣の周波数が下がらず現実の周波数の方が上がっていくのです。
実際には、｢本質｣の周波数の陰に｢現実｣の周波数があるわけです。｢現実｣というのは、どれだけ調和のとれた｢行動｣をとっているかの周波数です。これは原子核の数が生まれた時からどれだけ増加しているか調べるとすぐにわかります。｢本質｣の周波数と｢現実｣の周波数が同じ周波数になったら理想です。でも、普通は大体十倍くらいずれています。常に｢本質｣が高く、｢現実｣は｢顕在意識｣がこれを埋めようとして努力しています。
今は｢顕在意識｣と比べると、｢本質｣が100倍とか1OOO倍とか1万倍とかいうふうにずれた状態が起きています。そうしますと、体調に大きく影響した状態がずっと続きます。これは大変なことですから、｢本質｣の方が下がってきて調整するか、実際に｢行動｣をとって｢現実｣の方が上がって調整するか、どちらかの方法で調整しないと体調が崩れたままになってしまうわけです。
周波数が急激に上がりますと、初めの頃いったんはどうしても体調は崩れますから、あまり無理をしないで｢決心｣して｢行動｣をとるような方向に変えていただきますと、調和がとれて体調も良くなります。
以上でこの本の役割としての宇宙からの情報の提供を終了させていただきます。
実は、私の(EXA PIECO)の重要な役割の一つは、私たち人間の顕在意識が本質に気づき、自然の法則にかなって調和のとれた方向に意識変換するためのお手伝いをすることです。本書はそれを前提にして宇宙の仕組を理解する入門書として制作されたものです。
（中略）
そして新世紀に向けて、一人でも多くの方々が、宇宙の仕組を理解し、自然の法則にかなった調和のとれた方向へ意識変換されますように、この本が少しでもお役に立てれば幸いです。
一九九五年十一月九日 足立 育朗
〈著者略歴〉
足立育朗(あだちいくろう)
1940年、東京生まれ。1964年、早稲田大学第一理工学部建築学科卒業。
1968年、樹生建築研究所設立。1990年、形態波動エネルギー研究所設立。
宇宙は波動のエネルギーで構成されていることを科学的に理解し、研究・創作活動として実践する形態波動エネルギー研究者。全ての存在、現象は、波動のエネルギーであることを自らの周波数変換によって発見し、波動エネルギー科学の基礎的研究活動を行い、宇宙の法則にかなった地球文化の創造に役割を続ける。
また、建築空間など形態装置の創作活動をとおして宇宙に対し調和がとれ、エネルギーとして責任のもてる形態を具現化し、地球という星が今後体験して行くエネルギーの変換に対して役割を果たす。
問あわせ先:(FAX)03(3946)4791
『波動の法則 (宇宙からのメッセージ)』
1995年12月29日 第1版第1刷発行
1996年10月1日 第1版第11刷発行
著 者…足立育朗
ページトップへ
質問コーナーへ 
スタートページへ戻る 
「お勧めの本」の目次へ