私が今まで読んで興味ある本をご紹介します。
17、食卓で育む生きる力 （『心揺るがす講演を読む』より抜粋）（内田産娼人科医院 助産師 内田美智子）
食卓で育む生きる力
今皆さんが生きている これは奇跡なんです。
無事に生まれてくることそのものが奇跡なんです。
その命を大切につないでいって欲しい
北海道・旭川にある旭山動物園を、今のように有名にした前園長、小菅正夫さんが、こんな話をされました。
「人間も動物の一種ですが、動物の中で子育てを最優先課題にして生活をしないのは人間だけです」
「動物は子育てより他に大事なものがない。ところが、人間は『忙しいからできない。大変だからできない。面倒臭いからできない』と、いろんな理由を付けて、子育てを後回しにする」
「子育てを楽しいと思えない種族は絶滅します」
この言葉の重みを、今、真剣に考えないといけないと思います。
実は、数日前、うちの助産院で、５か月の赤ちゃんの死産がありました。でも、なかなか出ませんでした。
母胎から出てくるのに３日かかりました。分娩室は暗い雰囲気になりました。本人も家族も、付き添っていた助産師も看護師も、みんな泣きました。
皆さん、今、生きているということは本当に奇跡なんです。その命を大切につないでいって欲しいんです。
「なぜ自殺はいけないんですか？」と言う若い子がいますけど、普通、命って宿らないんです。そして宿った命が無事に生まれてくることそのものが奇跡なんです。
そして、命懸けで子どもを生んだ人がいて、命懸けで育ててきた人、育てている人がいるんです。
そういう人のことを考えると、生きていくのに理由なんかないんですね。生きていかないと駄目なんです。
そして、命をつないでいくためには、命を摂取していかないといけません。
産まれるときには必ず、母親の命をいただきます。大出血するお母さんがたくさんいます。取り返しがつかない傷ができるお母さんもたくさんいます。命を落とすお母さんもいます。
当たり前のように生まれてきて、当たり前のように育っているなんてことはあり得ません。
すべての子どもたちに「生まれてきてよかった」「生きていてよかった」と実感して欲しいのです。
そして、すべての親に「生んでよかった」「親になってよかった」と思って欲しいと思っています。
そのためにも子どもたちに生きる力になる記憶を残しましょう。
食べ物の記憶、匂いの記憶、見たこと、聞いたこと、経験したことが子どもたちの記憶になります。
そしてそれが生きる力になる場合と、生きる力を奪う場合があります。
九州大学で、「婚学」というゼミをされている佐藤剛史先生が学生に「食の思い出」をテーマにレポートを書かせました。
その中に佐藤先生の目に留まった一人の女子学生のレポートがありました。
第一希望の大学に合格して、一人暮らしを始める目前の女の子が、新生活に胸躍らせて、ウキウキして迎えた、引っ越し前夜の食卓の風景を綴(つづ)ったレポートでした。こんな内容です。(一部文責編集部)
私は、長女だということもあってか小さいころからあまり親に甘えない、自立した子だと言われてきました。
私自身、親から離れてもそんなに寂しくないし、平気だろうと思っていました。だから、あの時は自分でも本当にビックリしたのです。
明日は私の引っ越しという日の夜、その日のメニューは私の大好きなハンバーグでした。
「今日は忙しかったけど、ナツが最後やけん、頑張って作った」と、お母さんがいつもの調子で言います。
「いただきまーす！」私はハンバーグを一口、口に入れました。そこで私の箸は止まりました。
しばらくするとお母さんが、「ナツ、泣きよると？」と、私の顔を覗き込みました。そう、私はこの時、泣いていたのです。
私は、家族の前で泣くことが恥ずかしくて、最初のうちはどうやって泣きやもうか、もしくはいかにバレないように泣くか考えていたのですが、気付かれたらしょうがない。箸を置いてワンワン泣きました。
お思さんが、「寂しくて泣いてくれよると？ なんか嬉かよ。ねっ、お父さん？」
と泣きながら言い、お父さんも「そうだねえ」と答えました。
妹と弟は、最初はギョッとしていたようですが、空気を読んでか、「あー、おいしかー」
などと言い合って、その場を盛り上げてくれていました。
私はと言えば、結局完食。鼻をずびずびいわせながら食べても、お母さんのハンバーグはおいしかったです。
私は、ぐちゃぐちゃだったであろう顔で食べたあのハンバーグの味を一生忘れないだろうと思います。
と同時にあの時、さりげなくティッシュを差し出してくれたお父さん、一緒に泣いてくれたお母さん、あの場を明るくしてくれた妹、弟の愛情も一生忘れないと思います。
今思えば、あれだけ泣かなかった私があのハンバーグを一口食べた瞬問、泣いたのがすごく不思議です。
だけど、きっとあの一口が今までのいろんなことを思い出させる何かすごい力を持っていたのだろうと、私は思っています。
子どもたちは、いつかその家を出て行く日が来ます。何を食べたのか、どんな会話を食卓で交わしたのかが子どもたちの記憶に残っていきます。食べることは生きることです。生きることそのものが食べることです。
食欲は、三大欲求の一つで、血糖値が下がったらみんな、「ひもじい」と思うようになっています。
でも、何を子どもに食べさせてもいいというわけではないんです。小さな子どもたちは、親が出してくれたものを食べるしかありません。差し出す側、つまり親がしっかりした食に対する考え方を持っていないと大変です。
今、お腹はひもじくないのに、心がひもじい子が増えています。この「お腹はひもじくない」というのが、実は大問題なんです。お腹がひもじくない子は、物を大事に扱えません。
ぜひ、生きる力になるような記憶を、子どもたちに残してください。
自分が作った料理を誰かが喜んで食べてくれることが
ものすごく幸せなことだと感じられる子どもたち
産婦人科ってすごく狭い世界です。患者さんは女性だけです。
その狭い世界に時々子どもたちがやってきます。望まない妊娠をした10代の子たちです。
彼女たちと話している中で、私は食の大切さに気が付かされました。ちゃんとしたご飯を家で食べていた子は、私のところには１人も来ていなかったのです。１人も、です。
親から、「食事を作るの面倒臭い」とか「忙しくてできない」と言われたら、子どもは返す言葉がありません。それでも今は便利な食品がたくさんあって、飢えることはありません。しかし、その便利な食べ物は私たちを決して幸せにはしないということを、あの子たちを見ていて思うようになりました。
香川県の中学校の校長先生だった竹下和男先生が、毎月一回、生徒が自分で弁当を作ってくる「弁当の日」を十数年前に始められたきっかけはこんなことでした。
竹下先生の中学校の近くのドラッグストアに、お昼時になると女子高校生がスナック菓子とジュースを買いに来ていました。
それを見た店員が、「毎日買いに来てくれるのは嬉しいけど、たまにはまともなもんも食べなあかんよ」と声を掛けたところ、「そんなもん、誰が作ってくれるというんじゃ！」という言葉が返ってきたんです。
その場に居合わせた竹下先生は「自分がしてもらえなかったら、やがて自分もしてやらないという連鎖が生まれるかもしれない。そうならないために、自分がしてほしかったことを将来子どもにもしてやれるようになって欲しい」と思い、「弁当の日」を始めたのです。
今、愛情たっぷりのお弁当を毎日文句言いながら持って行っている高校生がいる一方で、一回もお弁当を作ってもらったことのない高校生や、親の手料理を食べた記憶のない子どもたちがいっぱいいるんですね。
その女子高校生はいずれは母親になると思います。母親になって子どもが生まれて、子どもの最初のご飯はお乳です。
その子は、夜中に何回も起きて授乳ができるでしょうか。泣き叫ぶ子どもをあやすことができるでしょうか。離乳食を作って食べさせることができるでしょうか。お弁当を作ることができるでしょうか。子どもが高校生になったときに、あの女子高校生と同じセリフを言わないでしょうか。
そういう子どもたちに、自分でできるようになってもらうのが「弁当の日」です。この「弁当の日」がきっかけとなって、子どもがご飯を作れるようになり、親子の会話が増えている家庭がすごく多いんです。
そして昨年、「弁当の日」を経験した第１期生が大学を卒業しました。その中には、高校３年間、毎日お弁当を作った子がいます。父親とお姉ちゃんの分まで作った子もいます。大学４年間、毎日自炊をした学生もたくさんいます。
中には友だちが毎日自分の家にご飯を食べに来て、「すごいね」と言われた男の子もいます。
自分が作った料理を誰かに食べてもらって、「おいしいね」「すごいね」と言ってもらうことが、すごく幸せなことだと感じられる子どもが育っているんです。
そんな子が、いつか、私の元に、「弁当の日を経験したんですよ。私、お母さんになりました」「お父さんになります」と言って来てくれないかなと楽しみにしています。
食べ物にも薬同様、副作用があるんです
自分の体をしっかり作る食べ物を食べましょう
岩村暢子さんの『家族の勝手でしょ』という本に掲載されている「普通」の家庭の食卓の風景に、私は衝撃を受けました。岩村さんは15年前から家族関係を研究されていて、一般家庭の３食の食卓を１週間、写真に収めて、詳細なインタビユー付きで掲載しています。
「この15年問の変遷が恐ろしい」とおっしゃっていました。
たとえば、ある家庭では、家族４人の朝食が、砂糖とチョコレートにまみれた菓子パンで、飲み物はジュースでした。
別の家庭では、子ども２人の朝食が、シュークリームとパックンチョとカラムーチョでした。これ、お菓子ですよね。
こういう家庭が今、非常に多いんだそうです。
実は今、子どもたちの歯にとって、とてつもなく過酷な状況があります。
歯がドロドロに溶けた２歳児がいました。ぐずっている子どもの機嫌をとるために、いつも砂糖のたくさん入ったジュースを与えていたというのです。某乳酸菌飲料を哺乳瓶に入れて乳児に飲ませている親もいれぱ、３時のおやつにそういうものを出している保育園もあります。
確かに乳酸菌は体にいいです。だけど、乳酸菌だけでは飲めないので、普通は砂糖を入れて甘くして売っています。65㏄のうちの5分の１は砂糖です。そういうものを飲んだ後は、しっかりうがいをして歯磨きをしないといけません。
歯が溶けてしまった子に「よく噛んで食べるんだよ」と言っても当然噛めないので、噛まずに丸飲みしています。
歯のない動物は本来、生きていくことができません。
じゃあ、この子の責任かというと、子どもは与えられているものを飲んだり食べたりしているだけです。食は大人の責任、親の責任です。
食卓にカロリーのある飲み物があるなんて絶対ＮＧです。血糖値が上がりますから、そんな飲み物を２杯も飲んだら、まず食事には手を付けなくなります。
どうしても子どもに甘い物を食べさせたいんだったら、食事の後です。食卓にジュースは禁物です。
食べた物は全部体になります。今の子どもたちは、食べるものと自分の体を切り離して考えている子が非常に多いです。
その結果、悲惨な女子大生になると、便秘と肌荒れと月経痛、三拍子揃っています。
先日、福岡で調査したら、10日に１回しか便が出ない女子大生がたくさんいました。
便秘の原因は、便が出る要素が食事の中にないことです。
月経痛も、子宮内膜症という病気の人は別ですが、食生活を変えたら絶対によくなります。
今、女子大生10人のうち、内膜症でもないのに月経痛がひどくて、「鎮痛剤を飲まないと駄目」という子が７、８人いる状態です。
原因は食生活です。
口から入れる物は、食べ物も薬も一緒です。体に入って栄養素は吸収され、カスは出て行くようになっています。
そして、食べた物も薬と一緒で、作用もあれば副作用もあるんです。でも、多くの人が薬の副作用だけを心配してます。そのことを意識して食べないといけません。
毎日あなたが食べている物は、本当に大丈夫ですか？
あなたが食べているものは、大切なあなたの体をしっかり作っていますか？
腹はひもじくないけど心がひもじい子どもたち
心のひもじさも問題ですが腹のひもじさがないことも問題です
ある自治体で、学校歯科医の先生が講演をするに当たって、子どもたちにアンケート調査をしました。設問は２点です。
「食事のときに親にしてほしいこと」、そして「食事のときに親にやめてほしいこと」
この回答で多かったもの、何だと思いますか？
一つ目の設問で一番多かった回答は「話を聴いてほしい」です。「今日ね、友だちにこんなこと言われて嫌だったんだよ」とか、「今日ね、学校行きたくないの」というような話をする場所がない、相手がいないんです。
もう一つの設問で、一番多かった回答は「時々でいいから冷凍食品を使わないで欲しい」でした。「時々でいいから作ってほしい」と思っているんです。けなげでしょ。
こういう調査もあります。ユニセフ(国際連合児童基金)が「世界中の子どもたちの幸福度調査」をしました。孤独を感じている子どもたち、日本ではどれぐらいいると思いますか？
３人に１人です。
食事を作るということに対して、親は、「忙しい」と「大変」と「面倒臭い」を言わないようにしましょうよ。子育てを差し置いてでもしなければいけないことが本当にあるのかどうか。それが自分の人生にどれだけ意味のあるものなのか、しっかり考えないといけないと思います。
腹はひもじくはないけど、心のひもじい子どもが今、たくさんいます。心がひもじいことも問題ですが、腹のひもじさがないことも問題です。
朝から晩まで砂糖にまみれていて空腹感がないんです。空腹感がないからご飯がおいしいと思えません。おいしいと思わないから誰にも感謝しません。
こんな状態で子どもを育てていたのでは、物のありがたみや作ってくれた人への感謝なんて、まず分かりません。
便利になり過ぎて、物のありがたみや何かしてくれた人への感謝を教えるきっかけがない。これは大人が原因です。
素直で優しい子どもたちは大人に気を使いながら生きています。
子どもたちに「生まれてきてよかった。生きていてよかった」という気持ちを持ってもらいましょうよ。これから親になるかもしれない若い人は、「生んでくれてありがとう」って言ってもらえる親になる準備をしましょう。
行動が変わると、人生は必ず変わるようになっています。人生を変えるなんてそう簡単なことではありませんが、ほんのちょっと考え方と行動を変えていくだけで、人生が全く違ったものになり、豊かなものになっていくんです。
ぜひ、行動を変える努力をしてみてください。
子どもに生きる力になるような記憶を残そうと思ったら、手間暇を惜しんではいけません。
今、便利な物がたくさんあります。でも、それを使ったら使った分、違った形で、「あなたは大事な存在なんだ」ということを子どもたちに伝えていかないといけません。そんなことを考えることができる大人になってください。
そして、「こんな大人になってほしい」「こんな親になってほしい」と思う理想像があるんだったら、それは大人がして見せないと子どもたちには伝わりません。
そういうことを意識して、ぜひ食べること、食卓の風景づくりに手を抜かないでいただきたいと思います。
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内田美智子(うちだ・みちこ)
大分県生まれ。国立小倉病院附属看護助産学校卒。88年から内田産婦人科医院に勤務。夫は同医院院長。同院内で子育て支援の幼児クラブ「Ｕ遊キッズ」を主宰。「生と性と食」をテーマに全国で講演活動を展開。著書に『お母さんは命がけであなたを産みました』、共著に『いのちをいただく』『ここ』『あなたが生まれた日』など。
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『心揺るがす講演を読む』 2020年7月3日 初版第1刷発行
18、[超予測2012]地球一切を救うヴィジョン 白峰 著
……なぜこの宇宙に「日本というひな型」が作られたのか（抜粋）
未曾有の危機に備えてできること……麻、アシタバ、日光浴
食糧危機をはじめとする未曾有の危機に備えて、日本で何をやったらいいのでしょうか。
せっかく麻生太郎さんが総理になったので、「麻」を「生」やして、麻の解禁でもやったらどうかなと思います。
麻というとドラッグとしての悪い面ばかりだと思っていますけど、食糧として非常に有益な面があるのです。それから燃料としても使えるのですが、石油産業の都合で普及できないようになっています。
そうした現状は一気に変えるのは無理だとしても、国民意識を変える必要があります。いざとなった場合のために麻の実とかを保存しておくだけでも全然違う。
稲作は、結構手間がかかるんですが、麻は播いておけば寒い暑い関係なくすぐ成長するんです。しかも玄米よりも栄養価が高い。食糧としての麻の必要性はもっと知られるべきことです。天皇家の儀式にも欠かせない、太古からの日本の伝統なんです。
それからアシタバもいいと思いますね。アシタバがすごいのは今日植えてアシタ(明日)芽が出るからアシタバ(明日葉)と言うんです。
ゲルマニウムとかいろんな成分が含まれますけど、腸内の周波数回路を整えるにもアシタバがいいんです。アシタバですと、鉢植えもできますから。プランターで日光さえ当てればいい。それをジューサーでジュースにして飲みますと腸が大変きれいになります。これは生活レベルでだれもができることです。青汁よりもアシタバが手軽でいい。
それから、できれば日光浴をしてください。毎朝起きたときに、ちょっとだけでもいい。女性の方は、紫外線で肌が黒くなるのが嫌だったら、背中に日光を浴びる。首の後ろです。それからできれば膝の後ろ。
無意識に太陽エネルギーを背骨、背中に吸収するような習慣をつけてほしいです。
それから、自分が過去世に天使だったと思う方は、思う存分髪の毛に光を当てて日光浴をなさるといいと思います。そうすると意外と食事を摂らなくても体が元気になります。
私は今、山奥に住んでいますけど、乳牛でいちばん元気がいいのは、放牧している牛なんですね。日光に当たらない牛というのは、元気がない。
ニワトリにしても、本来は太陽光線を当てないとダメなんです。人間もまったく同じなんですよ。宇宙存在の遺伝子を引き継ぐ人間は、本来、光さえあればほとんど食べなくても生きていられるはずなんです。光そのものがエネルギーなんですから。
犯罪者のデータをとったら、家に窓がないとか、日光を浴びることをしないことが統計的に分かりました。
あともうひとつ、風呂に入るという習慣が最近では減っていますね。
今の若い人はシャワーになっちゃう。ところが風呂に入るというのはものすごく重要なんです。風呂に入るという文化は日本とユダヤにしかないんです。ユダヤの人たちも沐浴の習慣があるんです。
では、なぜお風呂に入らなければいけないか。
肉体的にも波動的にも毒素を全部流すことができるからです。病気で寝たきりの方がますます元気をなくしてしまうのは、お風呂に入れないからという側面もあるのです。入れてあげると、寝たきりにならないんです。
お風呂の残り湯を使って洗濯をやるのは、やめたほうがいいです。なぜかというと、マイナスの邪気を吸った水で洗濯をしたら、それが再び衣服に付いてしまうからです。
だからちょっともったいないかもしれないですけれども、水だけはきれいに替えていただきたいと思います。お風呂の残り湯で一生懸命衣服を洗ったとしても、見た目には変わらないかもしれませんが、邪気で真っ黒になっているということです。とくに女性の方に心がけてほしいですね。
「松竹梅」は、不老不死のヒントだった
生活レベルの話でもうひとつ。今、女性の閉経がすごく早いそうです。もちろんいろいろな原因がありますが、私が相談を受けたなかで感じているのは、食生活で酸っぱいものを食べることができないケースが多い。
とくにそういう人たちが絶対に食べないものが梅干しで、どうしても食べられない人が多い。食べたいんだけど、食べられないそうです。
梅干しの酸っばさで唾液を出すことで全身の体液循環を改善する。それから梅干しの赤色、朱色そのものにも意味があります。
おむすびというのは、「おにぎり」とも言いますけど、神と人とをつなぐ「結び」に通じます。手で握ることで「気」が入るということなんです。だから自分のお子さんのお弁当には、お母さんが握ったおむすびを入れてあげてください。普通のご飯の３倍くらいのエネルギーが入ります。おむすび文化というのは、世界にはないようで、日本だけのすばらしい文化です。
それともうひとつ「御神酒」。神様の前に上げた日本酒というのは「御神酒」になるんです。ビールやワインを「御神酒」と言わないでしょ。
御神酒は米で出来ています。米そのものが太陽のエネルギーを直接媒介するものなんです。われわれ日本人は米を食べなくなってきていますが、そうすると遺伝子に欠陥ができてしまうんです。米を食べるということは、単にカロリーを維持するというだけの話ではありません。具体的には骨の表情をよくするという霊的な意味合いもあるんです。米食をやめて、パン食とかに替えたとたんに体の痛みが出る人もいます。
日本の古来の普通の食事というものは、神様のエネルギーを媒介してきたものなんです。ご飯と梅干しだけの日の丸弁当は魂に栄養を与えるものなんです。
ご飯と梅干し(風味のある大粒の梅干し)だけの日の丸弁当を１週間ぐらい食べ続けると、栄養的には不足するのですが、霊的なエネルギーが充満いたします。
肉を食べたり、ほかのものを食べると、エネルギーが荒くなるんですけれども、ご飯と梅干しだけというのは、脳波が安定してくる。元気のない人は、まず梅干しから始めてください。
実はアメリカのある大学で日本食を専門に研究する先生がいたんです。その方は日本食の専門家じゃないんですけど、なぜ日本人は霊的にスピリチュアルな体質なのか、霊的に覚醒しやすいのか、遺伝子に何かあるんじゃないかと。血液の中にある遺伝子の情報を調べたんですね。
江戸時代よりもっと前の人たちは、身長は低くても、60キロの米俵をひとつ、ふたつ担いで歩けたんですよ。彼らは、おいしいものを食べていたわけではないんです。米を食べられない人は、粟(あわ)や稗(ひえ)を食べていました。昔は「ご飯と味噌汁と漬け物」文化だった。じゃ、なんでそんなにエネルギーが出るのかと調べていって、そのアメリカの先生がびっくりしたのは、米というものは光を集める素子だということがわかった。すなわち米というのは水晶と同じということですよ。
米のことを「水晶米」と言いますけど、まさにそのものだった。
米そのものが実は光を吸収するものだということがわかったんです。
そして梅干しは、宇宙エネルギーとかプラーナを肉体で合成するものだったわけです。松の実にもそういった作用があります。
竹炭も古代中国では体が腐らなくなる、不老不死の秘薬とされていました。
だから「松竹梅」という言葉は、実は不老不死のひとつのアイデアのヒントになっていたんですね。
これはアメリカの大学の先生が40年かけて調べたことなんです。でも、日本では馬鹿にするんですね。「何を証拠に……」と。
日本が霊性に恵まれた国である理由のひとつは、火山国で龍神様が住んでいることによって、龍体のものすごい気の循環があるということ。それから、お米や梅干しなど古来の日本食が霊的に覚醒するためにとても重要な役割を果たしているのです。
「おむすび」の海苔の黒い色、米の白い色、梅干しの赤い色にはそれぞれ意味があるんです。白い色は肺と共鳴するんです。すなわち白い色を食べるということは呼吸ができるということです。
黒いものは腎臓にいいとか、青いものは肝臓にいいとかね。おにぎりというものは三色全部が入っています。
騙(だま)されたと思って、ーカ月くらいおにぎりを食べてください。朝もおにぎり、昼も夜もおにぎり。精力がつきすぎても、私は責任とりませんけどね。
19、私はアセンションした惑星から来た (金星人オムネク・オネクのメッセージ)（益子祐司 訳）
『私はアセンションした惑星から来た』（抜粋）には、イエス・キリストについて非常に興味深い話があります。ぜひご一読下さい。
21、金星人オムネク地球を救う愛のメッセージ（抜粋）（益子祐司 訳）
ネガティブなエネルギーには注意を向けない
注意を向ける対象をポジティブなものだけにするように努めて、自身のエネルギーでネガティブなものを増強しないようにすることが大切です。あなたが関心を向けるところにエネルギーが流れることを忘れないでください。ですから、あなたの心を乱すものごとや、情緒的なストレスを引き起こすものに注意を向けないでください。建設的な良い体験のみに焦点を合わせましょう。病気や戦争など何であれ、あなたが心配をしていれば、それらに力を与えることになり、実際に発生させてしまうことにもなるのです。
戦争が勃発している地域には常にプラスの念を送りましょう。いつも善意が勝利を収めることを理解し、暗い運命を予期したり否定的な見通しを持ったりしないでください。
私自身、自分をいらいらさせる何かに注意を向けると、それがさらに悪化することを知っています。けれど関心を別なものへ逸(そ)らせば、それに煩わされないで済むのです。ですから皆さんも、単に自身の注意とエネルギーをそちらに向けなければいいだけなのです。そうすることで皆さんは、自身のエネルギーを建設的で肯定的な方向に利用していくようになるのです。そして自分自身と他者のために、より良き世界を創造していく一翼を担うことになるのです！
22、微差力（抜粋）（斎藤一人 著）
みんなに必要な観音菩薩の行
私の教えで「愛の押し出し」というのがあるんです。
人のために何かをやるとき、人を導くとき、この愛の押し出しが必要なんだ、と私は言うのです。
ところで、愛の押し出しとは、いったい何なのか。
私の知り合いで、スゴイ才能があって、スゴイいい人がいます。
その人は、自分の地元を盛り上げるために、「こうしよう」とか、「ああしよう」とか、一生懸命、町の人たちに訴えているんです。
ところが、町の人は聞く耳を持ってくれない。
なぜかと言うと、その人は清貧の人、「清く貧しく美しく生きるのが正しい」と思っているからです。
要するに、その人は、着る物から身につける物から、すべて地味なんです。
そういうのを、一人さんは「押し出しが足りない」と言うのです。
本人は、地味にしているのが「正しい」と思ってやっているのだけれど、人間って、そういうものではないのです。 人間というのは、あなたをひと目見たとき、「この人、スゴイ」と思うから、言うことを聞いてくれるのです。
「あの人、本当はスゴイ人だったんだあ」
そうやって、あとでスゴさをわかってくれることを期待しても無理です。だって、人間、本当にわかりあえるほど、そうそう頻繁に会うことはないのだから。
だから、はじめて会ったそのとき、相手があなたを「スゴイ」と思わないとダメなのです。
そのために「愛の押し出し」というものがいる。
殿さまというのは、お城に住んでて、立派な駕籠(かご)に乗ってやって来るから、庶民は「殿さまだ」とわかるんですよね。また、そういう人にほめられるから、うれしいのです。
この前の戦争だって、天皇陛下が「戦争はやめよう」と言ったから、終わったんです。天皇陛下は皇居に住んでいるのです。
その辺の人が同じことを言っても誰も聞いてくれませんよ。わかりますか？
どんな人がものを言うか、なのです。
お釈迦さまは布みたいの巻いてても、みんなに尊敬された。だから、人間、なりじゃないんだ、と言うけれど、そうじゃないのです。
お釈迦さまは王さまの息子だということを、みんな、知っていた。しかも、いろんなエライ人、他の国の王さまやなんかがお釈迦さまに頭を下げているところを見ていたのです。
だから、みんな、お釈迦さまの話をありがたがって聞いたんですよ。お釈迦さまの素性を知らないで、最初から「教えがすばらしいから」って、聞いたのではないのです。
だいたい、あんな難しい説法、聞いたところで、普通の庶民には、わかりゃあしない(笑)。
そうではなくて、エライ人が頭を下げたりしてるから、「あ、この人、エライ人なんだ」と思って、人は聞く気になるのです。わかりますか？
だから、ホントに人を導いてあげたい、救ってあげたいと思ったら、汚ないカッコしてちゃダメです。清潔にしてても、地味じゃダメなんです。
人がパッと見て、「この人、カッコいい」とか、「ステキ！」と思うような、カッコをしていないといけない。
それが、「愛の押し出し」というものです。
だから、観音菩薩って、スゴイきらびやかでしょ？ 観音さまは、人を救うために、ああやって、おしゃれにしているのです。
人は「いいなあ、こういう人にあこがれるな」って思って、はじめて話を聞くものなんです。それじゃないと、聞く耳持ってくれない。だから、きらびやかなカッコしてるのです。
それが、愛の押し出し。
だから、私は、お弟子さん、「まるかん」の社長たちに言うのです。
「みんな、キチッとした身なりをするんだよ」
「おしゃれで、華やかな服を着てなよ」
「アクセサリーとかつけて、華やかにしてなよ」
見栄で、「そうしろ」と言ってるのではないのです。
世間の人が、ひと目見て「この人、ステキだな」って思われるような身なりや話し方をしないといけないんです。
だから、人のためにやるものって、あるんですよ。
人にいいこと教えるのだから、何もしなくていいんだ、ではないのです。
すばらしいビルを建てるには、土台がいります。しっかりとした土台を築いてから、その上に家を建てるのと同じように、いい意見を言うのには押し出しがいるのです。
押し出しもしないで、いい意見だけ言ってて、
「みんな、オレの言うこと聞いてくんない」
って、そんなもの当たり前ですよ。人間は、そういうふうにできていないのです。そんなものです。それが現実です。
みんな、うまくいかないのは、現実を無視しているんです。
飛行機を飛ばそうと思ったら、羽をつけて、プロペラをつけて、ちゃんと道理どおりのことをやらないと。現実を無視したら、飛行機は飛びませんよ。
それと同じように、人に話を聞いてもらおうと思ったら、聞いてもらえるだけの段取りをつけないといけないのです。
さっきの話じゃないけれど、「ウチの会社は士気が高まらないんです」って、あなた、高まるだけの段取り、ちゃんと踏んでるんですか？
「お湯が沸騰しないんです」というときは、火が足りないか、何かですよね。それと同じように、きちっとしたこと、しないとね。
指導者というのは、いい話さえすればいい、ではありません。
いい話するのは当たり前。
聞くムードまで作らなきゃダメなんです。わかりますか？
相手が聞きたくなる雰囲気にならなきゃ、それをかもし出さなきゃダメなんですよ。そうすると、大勢の人を救えるんですよね。
この押し出しを、自分のためでなく、人のために、あなた、できますか？
自分のためだけを考えて、おしゃれしてる人、だいたいダメになります。
だけど、人のため、ばっかり考えてる人もダメです。
やっぱり、自分のためにも人のためにもなるのが、本物ですよ。
24、宇宙哲学1（抜粋）（ジョージ・アダムスキー 著）
第16章…過去の文明
レムリア（ムー大陸）は太平洋の諸島――ハワイ、イースター諸島、ニュージーランド、フィリピン、その他の小さな群島のほとんどを含む広大な大陸であった。これらの諸島は現在沈下しているかつての大陸の最高の山々の峰であった。レムリアはかつて世界の文明国であった。その住民は高い教養を持ち、原因と結果についてすぐれた知識を有していた。彼らは自我のためでなく“全体”のために生き、万物を“宇宙の英知”の表現とみなした。各人は自分自身が宇宙の力の召使いであることを知っていた。彼らは一個人が他人よりもすぐれているとか、ある仕事が他の仕事よりも重要であるというような考えを持つことなしに、穏やかな態度で自己の義務を遂行した。 彼らのあいだに嫉妬や貪欲は存在しなかった。すなわちレムリア大陸は不和を知らず、平等のゆきわたった幸福な一大家族の家であったのである。
彼らはきわめて勤勉で活動的な人種であり、高度の感受性と直感力とを持っていた。彼らはメンタル・テレパシーの方法によって互いに会話を交わすことができたし、彼らの活動は主として自己の実体の有するより大きな英知によって導かれたので、驚くべき業績をあげることができた。また宇宙の科学において高度に進歩していた。そして活動の諸法則に関する理解によって、地球の諸元素にたいする素晴らしい支配力を持っていたのである。
彼らの鋭敏な感覚のために地中の鉱物は発見されたし、元素のすべては利用された。彼らの建築様式と芸術作品は構造と美において素晴らしいものであった。彼らの寺院は礼拝用というよりむしろ彼らが日常の活動で奉仕した“全能の力”にたいして捧げられた美の記念碑であった。この古代の民族は中へ入って礼拝すべき寺院というものを必要としなかったためである。すなわち、彼らは自己の内部や地上の生き物すべての内部に宿る“全能の実体”を認識していたのである。当初、彼らの理想主義は人間の中に現れているとされた神の徳であった。そしてこの理想主義のために彼らは現代人に知られていない力（複数）を与えられていた。レムリア人は自然の諸法則を濫用したり誤用したりはしなかった。そして彼らがその帝国を建設している間、それは地上における実際の天国であった。
しかし事実上あらゆる文明と同様に、彼らはやがて没落したのである。徳性は貪欲と利己主義のなかに失われてしまい、その末期は現代の文明と異ならなかった。ついに自然が介入してその大陸は太平洋の海底に沈んだのである。
レムリア人の黄金時代はほぼ三千年続いている。この期間中にレムリア人はエジプト及びアジア各国のすべてと接触したが、レムリアが世界の他の国々から来た利己的な民族によって侵略されたのはその千年単位の歴史の第四期になってからである。当時、現在ギリシャ、ローマとして知られている地域から来た人々がいて、レムリアに定着したのである。この人々は軽薄な種族だったが、レムリア人の信用を得て互いに結婚しあい、次第にこの幸福な民族の清純な思想を汚していった。この異分子はゆっくりとレムリアの支配権を握ったのである。彼らは無情な恐ろしい支配者で、富と権力を求めて貪欲であった。彼らは偏好を示しはじめ、レムリア人の心に不平等の思想をしみ込ませ始めたのである。その民族がかつては活動を愛したがために互いに奉仕し合った土地で、今や彼らは少数者を富ませ、それに権力を与えることを強いられた。彼らは謀反と利己主義と貪欲の意味を知った。……これらはそれまで決して彼らの間に存在しなかったものである。彼らは範を支配者に仰ぐことや“全体”のかわりに自我のために働くことを知った。彼らは自己の創造主の導きに対して自己をとざし、肉体という表現径路に方向を転じたのである。
これは数百年間続いたが、ついに自然の力は彼らのアンバランスな状態に対して代償を要求した。苦痛という代償である。もしこのアンバランスな状態を続けるならば未来に破壊が起こるという警告を与えられたが、彼らはそれを心に留めなかった。そこで自然力は彼らに背いたのである。大地は彼らの足元で揺れはじめた。津波は沿岸を洗い流し、最後に大地震が全レムリアを襲った。約七ヵ月のあいだこの地震は続いて次第に大陸は沈み始めた。海水が押し寄せて、かつての天国のごとき王国を覆い、こうして一つの文明が失われたのであった。
トリテリア民族
いかなる民族のバイブルの中にも、一つの創造の物語と人間が完全な状態で生きたという一種のエデンに関する示唆とがある。意識という年代記のなかには、神のごとき人々とそのエデン的な国を持った、ある種族に関する事実が秘められている。
この文明人はトリテリア民族と呼ばれた。そしてこの民族の記憶から古代ギリシャのトリトン神なるものが生じたのである。このギリシャの神は半人半魚として描かれたが、それはトリテリア族を“波の人々”と語っている宇宙の記録と一致するものである。もちろん彼らは半人半魚ではなくて水と大地の両方の支配者であった。
理想主義者は時として完全な人間を霊的な実体として描き、天上の栄光の世界にのみ住んでいて、自然の法則に打ち勝ち力を持っていると考えてきた。しかし、我々にはトリテリア族が肉体を持って地上に生きた人間で、自然の法則に完全に協力した人々であることがわかっている。
彼らは体の大きな人々で、その皮膚は我々の銅またはサビ色にたとえてよいだろう。おそらく当時地上に降り注いだ太陽光線の激烈さによってそのような色になったものと思われる。
この偉大な民族は宇宙人であった。そして彼らが地球上の体験を得ながら過ごしていた間、彼らは自身を“全体”から分離させなかった。彼らは現代人がやっているような地球の元素を研究したが、元素の現象化の原因を理解していた。彼らは物質の知識を得るためにこの太陽系へ派遣されて来て、“因なる英知”の指導のもとにこれを成し遂げたのである。彼らにとってこれをなすのは容易なことであった。あらゆる活動を支配する自然の法則を知っていたからであり、また悪用することなしに自らの知識を応用できるほどに賢明であったからである。“親和の法則”はこの人々に何らの神秘感をも起こさせなかった。そして諸元素は完全に彼らの命令に従ったのである。地球はエデン的な美の完全な表現であった。
トリテリア人は現代に行われているような宗教を持たなかった。彼らは科学者の民族であった。想像や神話でなく事実に基づいて活動したからである。彼らは神々を持たず、“全英知なる力”を認めて、自身をその表現者とみなした。また彼らは原因と結果を理解していたために肉体の心が創造主を裁くような誤りをおかすことはしなかった。自分たちと宇宙の意識の間に分裂感を起こすこともなかった。彼らは自由と成就の確信とを持って活動したのである。それゆえ生活は平安で調和に満ちていた。彼らは神々や悪魔に縛られることはなかった。彼らの唯一の知覚の状態は宇宙の意識と一体化した知覚状態であったからである。創造における二元性の必要性を認めたが、その力を善と悪とに分けることはしなかった。
生命力に対する摩擦や抵抗がなかったために彼らの肉体は常に若さを保ち、我々が知っているような死は存在しなかった。
地球のこの“修士”たちのあいだには貪欲や利己主義はなかった。（今日の言葉でいえば、彼らはあらゆる部門において修士の学位を得ていたと言えるだろう）。彼らは宇宙の物質は制限がなく破壊もできないこと、だからあらゆる必要を満たすには常に充分であることを知っていた。物質的な富の蓄積にふける者もいなかった。
現在トリテリア人の子孫はいない。彼らはこの地球上で一定の期間奉仕した後、他の太陽系へ宇宙船で運ばれたからである。これは聖書時代に先立って地上に住んだ種族である。人類の堕落はレムリア人の出現までは起こらなかった。トリテリア人は純潔な状態で地球を去って行き、より大いなる奉仕に近づいていったが、彼らのあとに出現した各種族のすべては現在に至るも宇宙の生得権を取り返すために努力しているのである。トリテリア人は直感力と従順さとによって宇宙を探求したが、他の種族は苦痛と結果（現象）の観察とによって自己の知覚力を得ることを選んできた。そして肉体人間としての考え方の束縛のなかに生きているのである。
我々がもう一度あらゆる生命の一体性に目覚めるならば、我々の天性への復帰はトリテリア人のそれと同様に栄光あるものとなるだろう！
25、ドル消滅の仕組み（抜粋）（中丸 薫/ベンジャミン・フルフォード著）
インフルエンザの流行は権力者によるマッチポンプ
ベンジャミン 人口削減の陰謀も進められていると聞きます。
中丸 闇の権力は鳥インフルエンザも流行らせています。ワクチンを作り、さらにタミフルを作っている製薬会社も全部、自分達の配下だからマッチポンプみたいなものですよ。すごい儲けです。専門家達によるとあのワクチンは効かないようです。にもかかわらず日本も7000万人分備蓄するなど、いろいろやっています。
NHKは鳥インフルエンザが流行ったら日本人は65万人死ぬと報道していますが、その根拠についてマスコミは誰も言わないだけでなく、どうして急に流行るのかも誰にも言いません。こうしたことをはじめ様々なことを闇の権力が仕掛けているということです。
闇の権力の一人にバートランド・ラッセルという人物がいます。高校の教科害などでも平和主義者だと教えられていますが、実際には「戦争をやってみたけど大して死なない」などと発言していました。そこで「人口削減計画」を持ち出し、ウイルスなどの生物兵器で大量に人を殺して削減しようと動いたのです。
かつて1918～1919年にスペインやヨーロッパでインフルエンザが発生し、アメリカやインドなど全世界に大流行して約2400万人も亡くなりました。これと同じように生物兵器を使って、2010年ごろまでには20億人程度の人口を大量に減らそうという計画があります。
こうしたことから財界人、経済学者、科学者などで構成される研究・提言グループのローマクラブのような組織が増えてきました。私はローマクラブ主宰者のアウレリオ・ベッツィにも会っていますけど、彼は「人口が多すぎる」などと発表する陰で人口削減のために動いています。
ニューヨークのハリマン夫人は生物兵器を作るような科学者を多く集め、ロングアイランドにあるコールド・スプリング・ハ一バー研究所や何ヵ所かで生物兵器を作り始めました。狂牛病もエイズも鳥インフルエンザもみんな彼らが作ったのです。鳥インフルエンザはとくに東洋人、黄色人種の国に流行らせました。
2004年までは鳥インフルエンザは鳥から鳥にしか移らなかったのに、その後、遺伝子が足りないところをつけて2006年以降は鳥から人に、人から鳥に移るようにしました。中国.北京で19歳の女性が亡くなったというニュースも出始めています。1人でも亡くなったということは、かなりの人が既にそれに罹って亡くなっていると見ていいでしょう。インドネシアやアジア一帯に広がっているということです。
ベンジャミン 鳥インフルエンザや新型インフルエンザで亡くなっている、あるいは流行しているのはインドネシア、中国などのアジアだけなのでしょうか。
中丸 中国、インドや東南アジアの奥地にばら撒かれています。日本も今後、狙われてくるでしょう。だから自分達で予防したり免疫性を高めたりする以外、方法はありません。私は予防注射とか注射は絶対にしないですよ。香港かぜやインフルエンザなどの予防注射の案内が私にも来ますが、１回も受けたことはあリません。受けたために免疫力がぐっと下がるのです。その年はなんともなくても、次の年に体に変調が起きます。
はるか昔に克服したと思われていた病気、たとえば結核などが再び流行し始め、体が弱ってしまったりするのです。そういう知識もないといけません。この情報は「ああいうワクチンは全然効かない、予防注射も効かない、しない方がいいですよ」と私に進言してくれた人がいたのです。
ベンジャミン そのワクチンにも何らかの意図がありますね。
中丸 これこそ人口削減計画ですよ。ワクチンの中に変な薬を混ぜているのです。エイズが流行ったのも同じです。ポリオのワクチンといった予防注射の中にHIV〔ヒト免疫不全ウィルス〕を入れ、アフリカの奥地でそれを人々に注射してきました。アフリカでは6000万人くらい、いつ死ぬか分からない状態に置かれています。国によってはインフラがもたないくらいです。でもこうしたことは全然、ニュースになりません。国連だって孤児になった人達に白々しく支援事業をしていますが、ほとんどマッチポンプに近いですね。
ひとつの説を繰り返し流せばみんな信じるようになる
中丸 こうした事について米国政府は情報公開しているのですね。
ベンジャミン 政府の情報公開で表沙汰になっています。1967年、ちょうど第3次中東戦争の時に、アメリカのスパイ船がイスラエルの魚雷で攻撃を受けました。近くの空母艦隊に助けを求めたのですが、艦隊の司令官はジョンソン大統領に電話をしました。すると「絶対に飛行機を戻せ。あの船を海の底に沈めろ」という命令が下ったのです。何時間も攻撃を受け続け、乗組員の半数ほどが死んでしまいました。そしたらソ連の艦隊で中止になった。乗っていた人には絶対、これについて喋るなと緘口令がしかれました。喋ったら死刑にするといわれたのです。それも40年経って情報公開されました。ジョンソン大統領はスパイ船の沈没をエジプトの仕業にして、エジプトを侵略する口実を作ろうとしたのです。
9・11はイラクの石油を奪うのが目的だったのはもはや公然の事実です。2000年9月にブッシュ一派が中央アジアの石油を抑えて、21世紀もアメリカの支配が続くという計画を打ち出しました。中央アジアの各地にアメリカの基地を設置したいが、アメリカ国民の支持を得るためには新しい真珠湾攻撃のようなものが必要だろうと考えました。そこで9・11が新しい真珠湾攻撃となったのです。
9・11では、アメリカ当局の中で反対した人も非常に多かったのですが、わざとそれを漏らした人もいました。BBCやFOXテレピが第7ビルの崩壊する20分前に「第7ビルが崩壊しました」と言っていて、まだ記者から見て、窓の外にはその建物が見えていました。ちなみに第7ビルというのは池袋サンシャインシティのビルと同じ大きさなのですが、5秒もかからずに、一瞬で崩れました。この建物は飛行機に突入されなかったのにです。こういうものを過去の例から分析すると、陰謀論ではなくて、政府の正式な発表になっていることが分かリます。
いつも50年ほど経過しないと情報公開されないのですが、結局、その延長線で現在、やっていることも見えてくるものです。一応、秘密扱いにされているから政府もテレビで一生懸命繰り返してそうじゃないと言っています。フロイトの甥でプロパガンダの生みの親であるバーネイズという人が、「1つの大事件について繰り返し繰り返しーつの説を流せば、みんな信じるようになる」と語ったのが象徴的です。結局、何が起きているかというと、今まで一握りの貴族がそれを管理していたことが、人が増えすぎてしまって今までのように支配がきかなくなったのです。
ウォーター・バロンが企む水の世界支配
中丸 個人的に一つ気になったニュースがありますが、2008年に公開された映画『007/慰めの報酬』のテーマは「水」でした。ボリビアの水道が民営化し、それに拠って起こった混乱を元にしています。そのおおもとを見てみると、世界中の水はウォーター・バロンというフランスやイギリスの大企業によって支配されています。イラクなども民営化されて水道が管理されています。ボリビアの例も同様です。実は日本も民営化が始まっているのです。ヴェオリアというフランスの会社に民営化を委託したという事実があります。ボリビアで何が起こったかというと、民営化された途端に水道料金が倍にされてしまい、そしてイギリスでも、ドイツの会社が水道を管理するようになって汚水ばかり流れるようになってしまったといいます。こういうニュースは新聞にも出ているにも関わらず、なかなか表に出てこないというのは何かがあるみたいですね。
26、ふしぎな記録(第六巻)（抜粋）（浅見宗平 著）
親と一緒に暮らすなら結婚をしない
ある所に若い青年男女がいました 彼氏は長男でありましたので親と一緒に暮らす運命でありますが 彼女は親と一緒に暮らすなら結婚をしない と言いますので 彼氏は親に相談しましたら
"今の時代では しゅうとのいる所へは 嫁さんは来てくれないであろう だから若い者は 若い者同士二人だけで暮らせばよい 年寄りは年寄り同士で暮らすことにするよ"と言いました
そもそも此の時から 運命は悪くなることにきまったのであります 親は 若い者違に気を使ったつもりであり 若い者を理解したつもりでありますが 神理を悟っていない事になります 迷っている人間であります 子供と一緒に暮らせない 欠点があるのに違いありません 若い二人は結婚をしても 親の世話をする必要がないので 気楽に暮らして行けると思っても そうは行きません 長男は次男三男ではありません 長男になろうと思って 長男になった人は世界中で誰もいません 天然自然に生まれたら長男であったのでありますから 親の世話をする運命であります 嫁さんが 親と一緒の生活は嫌ならば 次男か三男と結婚をすれば良いのであります 長男と結婚をする以上 親と一緒の生活を喜こんですれば 立派な人間となり 運命も良くなります
然し今の人間は 親も子も 此の世の神理法則を知らな過ぎますから不運になってしまいます 此の若い二人は結婚する前から二人だけの家に住んで 二人だけで楽しく 面白く暮らそうと 寄ると 触ると 語り合っていました やがて結婚して 二人だけの家を借りました 二人は仲良く暮らしました 二人だけの家でありますから 親も親戚も 友達も家へ行っても何か居づらくて 次第にお客様も来なくなりました 二人だけの家に大変なことが起きました それは奥さんが妊娠しました そして子が生まれましたから大変な事になります 何うしてかと言いますと 此の家は二人だけの家と決めて暮らしています そこへ子供が生まれることになったのであります 二人だけの家に子供が生まれます
二人だけの家に子供が生まれたら何人か
二人だけで楽しみ 二人だけの生活 二人だけの家に子供が生まれますと 三人となります そうしますと 誰か一人は余計な人となり 邪魔になってしまいますので 生き別れか死に別れか とにかく一人は出て行くことになります このところは 大事なことでありますから 良く悟って下さい
子供が生まれましたので 奥さんは子供を可愛がるのは当り前でありますが そうしますと 主人は大切な人でありますが 二人だけの家 と言うことになってしまったので 主人は 家にいない 家にいられない事情が起きて来ます それで仲良かった若き二人でありましたのに 二人で仲良くしていられない様に 不思議な力に振りまわされて 遂に別れ話になってしまいます 長男でありながら 嫁さんの言葉の通りに 親と離れて暮らすと言うと 言葉の上では良いけれど 親を捨てたことに 気が付いて下さい 早く言えば嫁さんは 長男に親を捨てさせた事が 種となり その種が生えて来て 今度は生まれて来た子供から見れば 父親であり奥さんから見れば 主人に別れ話と言う 捨てられ話になるのであります 別れて離れて暮らす 年老いたる親の悲しみと淋しさを 若き夫婦の運命に 輪を画(か)きながら次第に身に迫って 現れて来ます これが因縁と言うものであります
悪霊なんか憑いていない では誰が悪いか
二人だけの家と言う題でお話し致しましたが 此の話を悟りますと 土地を求めますにも 家を買ったり 建てたり致しますにも あなたと私の二人だけ と言う様な小さな考えはやめて 大勢で賑やかに暮らしたい と言う様な大きな気持ちになって下さい 今迄に二人だけの家とか 自分達とか言う様な 自分勝手 自分本意 自己主義の心は 早く改めて下さい その様な人は 仕事でも何でも 次第に縮んでしまい 潰(つぶ)れてしまい 無くなってしまいます 他の為になる様に 施したり 与えたり 世話をしたり 面倒を見たりする事は 広がる 伸びる 大きくなる と言う様に 外に向って 拡張して行く働きの種となります
また話は戻りますが二人だけの家と言って 二人だけで楽しんで 二人だけで美味物を食べて 二人だけの暮らしは 必ずや潰(つぶ)れて 落ぶれて 惨めな 哀れな運命が待ちかまえています そして悪くなった時に 自分のまいた種に気が付かずに 悪霊が憑いているとか言われて その気になっていた事を 恥ずかしいと思ったでしょう 悪霊なんか 一般の人には憑きません 悪霊だって憑いても 少しも得をする訳でなし 滅多矢鱈に憑くものではありません 二人だけの家の話で判った事と思いますが 悪霊なんか憑いていない 若い二人の思う事や行いが種となり それが因縁となって 生えて来たのでありますから 悪霊が憑いていると言うのは 間違いであります (後略)
27、不思議と神秘の使者1（抜粋）（ソロン アサミ 著）
魔法使い 霊能者 霊媒
種も仕かけもある手品から 不思議な経験を重ねて不思議な世界えと進んで行き 霊的な神秘的な人になりマジシャンになり 本当に魔法使いになってしまった人がいます 魔法使いと言っても それは霊的人間でありますから 霊能者であり 更に進みますと〝霊媒〟となりますが とかく芸能者の様に舞台に出て お客様を楽しませたり 楽しんだりする人達は 霊能者とか霊媒と言う言葉を嫌います お客様が恐がったり 気味悪く思って集りませんので 霊能者とか霊媒とは言わずに 童話で親しみ深い 魔法使いになるのであります 魔法使いの中には 本者の霊能者や霊媒の方がいます
霊能者や霊媒のことは 先に行って詳しくお話しすることに致しまして 次に忍者と仙人のことを勉強してください
忍者と仙人
不思識な人と言えば 忍者と仙人も不思識な人であります
忍者は日本独得の者でありますが 仙人と言えば日本以外の国にもいます この点でも忍者と仙人とは違います
それでは先に忍者から勉強することに致します 今から七百年位前の日本の国は 上の方の偉い人達は 国政を忘れ 国民のことも忘れて 栄耀 栄華に奢(おご)り高ぶって贅沢の仕放題でありましたので 国民に嫌われ 見捨てられてしまいましたので 国は乱れに乱れてしまい 我こそは 俺こそはと言う人達が領地の奪い合い 権力の潰(つぶ)し合いが起きました これが戦国時代であって 日本中戦々恐々として 不安動揺の毎日でありましたから 人の心も荒(すさ)んで 戦場泥棒や強盗がふえ 集団を作って野武士となり 戦争の手傳いをする為に忍びの修行をしたのが 忍者のはじまりであります そして次第に忍法や忍術 と言うところまで発達して 徳川時代になりますと 殿様の身辺を護衛する役目の お庭番とか隠密と言うことになりましたが 忍者の修行を一歩間違いますと泥棒になってしまいます 何しろ元は戦場荒し 野武士であって 修行は〝忍び〟でありますから 泥棒になりやすい訳であります 忍者には二つの流派があります 甲賀流と伊賀流と言うのであります どちらも 黒装束 黒覆面 手甲 脚絆 地下足袋と言う身軽な いでたちでありますから 隠れたり 忍び込んだりするのに 色々と考えて作ったので便利に出来てゐます 先程も言いました様に 一歩間違いますと泥棒になってしまいます 中でも有名なのは 石川五ェ門でありますが この人は伊賀流の忍者でありました そしてもう一人 鼠小僧次郎吉であります この人は甲賀流の忍者であると思います 鼠小僧は甲賀の飯綱山の鼠を使って 忍び込む名人でありましたから 鼠小僧と呼ばれたのであります どちらにしましても 忍者から泥棒になってしまいましたが 忍者なら良いけれど 金持から金や物を盗んで 貧乏人に与えた 義賊でも 泥棒は駄目です 忍者でも正義の味方 猿飛佐助 霧隠オ蔵と言う忍者なら 子供達に話しても良いと思いますが 繰返して言いますが 忍者の修行も一歩間違いますと 泥棒の修行になってしまいますから 充分に気を付けてください では次に仙人の話に入ります
山の仙人 里の仙人
忍者と仙人とは全く違います 忍者は先に話しましたる様に 忍び込んだり 隠れたりする修行を致しますが 仙人はその様な修行は致しません 正々堂々とした修行であって 忍びの修行はありません また忍者の様に隠れたりは致しません 仙人は消えたり 現れたりすることがあります もう一つ 忍者は色々な道具を持っていますが 仙人は殆ど道具は持っていませんが 持っても杖を一本位であります それから忍者は刀剣や 手裏剣を使って 人に怪我をさせたり殺したり 致しますが 仙人は人助けの修行はしますが 人殺しの修行をしませんので 刀剣や手裏剣は持っていません それでは 刀剣やピストルで狙われたら何うするか と言いますと 刀剣取或は 相手を回転させる為に〝気合〟を使って 刀剣やピストル等を取りあげて〝こんな物を使うのではない〟と言いきかせて諭します 時には相手を倒す位は致しますが 殺すことは致しません これが仙人の偉大なところであります 忍者とは全く違う訳であります また仙人には仙人としての修行がありますが 忍者には忍者としての修行と忍者としての信仰があると思いますが 仙人になりますには 大自然の法則 真理等を研究し修行して 天地達観の境地を悟って 仙人になるのでありますから 宗教宗派に一切関係ありません 日本ばかりではなく 中国やインドでも何処(いづこ)の国でも 仙人と言うと俗世間と言う人間世界をはなれて 山の中え入って色々な修行をしたり 年を取らないで長生きをする薬を作って つまり不老長寿の薬をのんで長生きして 白髪の老人になってゐるのが 仙人であると思ってゐますが それは山の仙人であって 昔は居ましたが今は居ません 今は山の中え入って修行しても 仙人にはなれません 何故かと言いますと 忍者とは違って 仙人は天地達観して 人助け 世界助けをするのが 仕事でありますから 山の中え入って 自分の都合の良い考えをして 自分の都合の良い事をしていたのでは 修行になりません 人里はなれて山の中にいれば 上役も 先輩も 姑も 偉い人も 悪い人もいませんから気楽であって 人の付き合い 交際 浮世の義理などは判りません それでは 人助けは出来ませんので 今は山の修行では仙人になれません 変人になってしまいます
人の山で修行して 里の仙人となる
仙人と言う字を見ますと 山の人と言う様に思うので 仙人は山に居るとか 仙人になるには山の中で修行を すると思うのは間違いであります 仙人と言う字は山の人ではなく 〝人の山〟であります 沢山の人が居るところが仙人ではなく 〝人の山〟であります 沢山の人が居るところが仙人になる修行場であります 山の中で自分の好きな様な修行をするより 沢山の人中で生きて行くのは 難しいし 大変な事であります 人々の中には 親兄弟 親滅 舅に姑 先輩先達 先生 偉い人 悪い人 意地悪 けちんぼ まだまだ色々な人が居ますから その中で揉まれて 馬鹿にされたり 泣かされたり 嫌われたり 誉(ほ)められたり 辛(つら)い悲しい事があったり 楽んで笑ったり これが人生で 酸(すい)も辛(から)いも判って 人の世の義理も人情も判って 立派な人格者が出来ますので 沢山の人の中で生活するのは 山の修行より難しいのであります 沢山の人が居るところを 人里と言います 里の修行は 山の修行とは違い 生活が修行であります つまり人里は修行場であります 里で修行し 難儀苦労を通って 真理を勉強して 天地達観をして立派な人間に成り 沢山の財産を世の為 人の為に施して 自分の土地や家はいらないし 骨も墓もいらないと言う境地に成れましたら その人は〝里の仙人〟になったのであります そんな人が居るかしらと思うでしょう 私はその人を知ってゐます その人の名は仙人と言います それでいいのだと仙人が言いました 私は仙人から 不思議な神秘な話を沢山ききました そして色々な不思議な 神秘なことを教えてもらいました 或る日のことでした 仙人は今迄に教えてくれたり 見せてくれたる 不思議と神秘の事實を 人々に傳える使者となりなさいと言いました 私は喜んで引受けましたら 仙人はその時不思議なことを言いました ソロンよ あなたの前生は予言者です
不思議なことに 私は若い時から ソロンと言う名が好きでしたので 釣りの帽子や 色々な道具にも ソロンと名を付けていましたので 釣仲間や弟子達は ソロンと言えば私のことだと思っています それでペンネームも ソロンです
28、宗教問答（抜粋）（五井昌久 著）
問34 私は霊的能力が欲しいのですが、その方法をお教え下さい。
答34 人間は誰れしも霊的能力はもっているのですが、普通はそれを気づかずに過しているのです。しかしあなたの欲している霊的能力というのは、人の心の中がわかったり、未来の予見が出来たり、病気が直せたりする、いわゆる神通力のことであろうと思います。
私はこのことについては、自分が非常な苦しみをへてきているので、一般の人がこの能力を欲っすることが、はたしてよいことなのか、悪いことなのか、一人一人に私自身が面接してみてからのことでないと、なんとも申し上げられないのです。
そこで、この紙面では、そうした能力を欲っするすべての人たちへの答として、ペンを走らせることに致します。
皆さんが真実霊的能力を欲っするならば、自己の肉体生命を投げ出してかからなければならぬ、ということを第一に考えのうちに入れなければなりません。少しでも肉体生命に未練があるようでは、霊的能力を欲っすることは危険であるからお止めなさい、と言いたいのです。
真実の神通力を得るためには、精神異状の危機、生命の危機に、幾度でも遭遇しなければならないからであります。近頃の巷間には、種々様々な霊能者が、かなり多くあるのですが、真実人を救い、世を救い得る人々がどれ程存在するでしょうか、私は甚だ疑問に思っているのです。
その人が霊能者になるならぬということは、その人の守護霊、守護神が知っていることであって、その人の顕在意識ではわからないのです。ですから、農家の一主婦が、病気快癒の祈願をしているうちに、急に霊がかりになって、宗教の教祖になったりしているのです。ところがこの霊がかりの種類は沢山あって、過去世から今生にかけての、その人の想念行為の波に合致した神霊や、人間霊魂や、あるいは浮浪霊魂、感情霊魂(動物霊といわれるもの)等々が憑依してくるのです。
つまり、その人の日頃からの想念行為の高低によって、憑依する霊魂の高低がきまるのであって、浮浪霊魂や感情霊魂に憑依されている霊能者は、ますますその人の本心がうちに隠れ、人格が低俗になって、その人の霊能によって指導される人々は、常に低級な感情をもちつづけて常識社会の善なる面から逸脱してゆくようになってしまうのであります。
このように、自然的に霊能力を得る人々でも、日頃のその人の想念行為の高低によって、その人が天的にもなれば悪魔的にもなるのですから、自ら霊能力を欲っせんとする人々は、いかなる悪霊(つまり幽界の悪業想念)にも自らの心を冒されぬだけの心の修練が出来ていなければならないのです。ただ単に、人の上に立ちたい、人にほめられたい、人をあっといわせたいぐらいの、低い想いで霊能力を欲っしたとするならば、その低い想念に適当する幽界の生物のよい餌食になるのです。
自己の肉体生命を人々のために捧げよう、というぐらいの愛他の想いがあって、そのために霊能力を欲っしてゆく場合であっても、幽界の幾階層をぬけ出て、霊界、神界に到達して真の神通力になるまでには、口やペンには現わせぬ程の強い神への信と勇気とがなければ途中で坐折してしまうのであります。
ましてその境地までに至らぬ人が、自我欲望の想念で、霊能力開発の修業してゆく場合は、およそその結果が思われて、私には心寒い想いが致すのです。印度のヨガの修業を日本でもやっている人がおりますが、あの修業などこそ単たる健康法としてやる場合は別として、神秘力の探究のためにやるのでしたら、一身を投げ出す程の欲望放棄の心的状態でやらぬと、その修業期間にとんだ横道にそれて、やらねばよかったというような悔いを残すことになりかねません。もし一身を投げ出し得る菩薩的心になれる人が、その修業に取り組んだとしたら、これは真に神通力を得ることが出来得るであろうと思います。
私は、そのような自力の行者ではなく、絶対他力の道を行く者ですから、霊能力を求めさせたり、様々の欲望の満足を計ってやることをすすめたりはしないのです。私はただ、その人の本心の開発、神へ昇ってゆく道を開いてやる援助をし、その道を教えることだけをやっているのです。何故かといいますと、無理なく自然に、日常生活の中でいつの間にか、本心開発の道に入ってゆくことを願っているからで、その本心開発の道をたどってゆくうちに、自ずから霊能力を発揮してゆくことをこそ望んでいるのです。その道が、消えてゆく姿として、すべての現われを業想念の現われであると打消してゆく方法であり、ただひたすら守護霊、守護神に感謝し一任して本心の開発をして貰う方法であるのです。すベての業想念(誤った想念行為)を打ち消しきってゆくうちに、自己の顕在意識に守護霊、守護神の心がはっきりうつってきて神秘力を発揮することが出来るようになり、本心がすっきりと日常生活の中に現わされて自由自在になってゆくのであります。これが真の神通力なのであります。
29、リッチマネーの秘密（必要と思われる情報だけ抜粋）（はせくら みゆき 著）
脳卒中からの帰還
「あら、若いのに……かわいそう」
「まあ、無理しちゃったんでしょうね」
看謹師たちのヒソヒソ話が聞こえたのは、今から14年前の夏。
引っ越しの準備と、仕事の締切りに追われていた私は、なんと脳卒中になり、左半身が全く動かなくなる、という経験をしました。
先の会話は、倒れて救急車で運ばれ、入院した直後、ドア向こうから聴こえてきたものです。身体は動かなかったのですが、意識はしっかりあったので、その言葉を聞きながら、
「えーっ、私、かわいそうな人になっちゃったの？」
と、びっくりしたことを覚えています。
その時は、これからどうしたらよいのだろう？ と真っ青になりました。
けれどもどこか、なるほどと思っている節もあって、それは「願ったことは、やっぱり叶ってしまうものなんだな」とも思いました。
というのは、当時の一番の願いが、「ゆっくり寝かせてー」だったからです。忙しさのあまり、日々2～3時間の睡眠時問しかとれなかったので。
なので、脳卒中と診断され、たっぷりの睡眠時間が確保された時、たしかどんな形であれ、願いは叶ったと思いました。
病院のベッドに横たわりながら、今までの人生を振り返る私。
ハタと気づいたのは、私は、自分自身に優しくなかったということでした。
世間的には、「偉いね」といわれるかもしれませんが、身体は酷使しっぱなし。
「今日できることは、明日に延ばすな」と、「頑張らなくっちゃ」が口癖で、いつも頑張ってばかりいました。
そんな自分をほとほと反省した私は、三日目の夜、心の底から、自分の身体や我慢していた感情に、「ごめんなさい」と「ありがとう」を伝え、涙をポロポロ流しながら、今まで生かされてきたことに感謝をして、眠りにつきました。
すると翌朝、まるで何もなかったかのように、すべての症状が消えていて、脳卒中がすっかり完治していたのでした。
いのちが喜ぶ生き方へ
嘘みたいな本当の話ですが、この時、しみじみと思ったことが二つあります。
一つめは「人って時が来たら、ちゃんと死ねるんだな」ということ。
だからこそ、お迎えが来るその時まで、しっかり生き切り、悔いのない生き方をしようと思いました。
同時に、残りの人生をお祭りにしようと思い、「頑張る人生」から「楽しむ人生」に進路変更したのです。というわけで今までの格言を変更しました。
「今日できることを明日に延ばすな」→「明日できることは、明日やればいい」
「頑張らなくっちゃ」→「まあ、楽しもうよ」
というふうに。
二つめは、「いのちが喜ぶ生き方をしよう」です。
世間体や常識、1社会的評価といった外側の規範ではなく、自らの奥(本当の自分)が、,嬉しいなと思うことに素直に従って生きようと思いました。
それまでは、良き要、母親、社会人であるよう、一生懸命頑張っていたのです。
けれども、「いのちが喜ぶ生き方」にシフトしてからは、頑張っていた頃より、はるかに効率よく、家族関係を始め、仕事や健康面など、あらゆることが好転していきました。
経済面についても以前より潤ってきたのですが、その頃より、本当の自分(内在の叡智)は直観を通して、たびたび「お金の秘密を解き明かすように……」という問いを投げかけるのでした。
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