《大愛道》…それは安楽と平和の不滅の母体
一、道は、はじめにあるのではない。人が歩きはじめて、後にできるものである。
願わくは、諸君その足跡をして、雑草に覆(お)わしむることなかれ。
一、この足跡をして[大道]ならしめよ。〔魯迅〕
一、我常に衆生の、道を行じ道を行ぜざるを知って、度すべき所に随って、為に種々の法を説く。……何を以てか衆生をして、無上道に入り、速やかに佛身を成就することを得せしめんと。〔釈尊…寿量品〕
一、佛法を学せん法は、必ず先ず、時を習うべし。〔日蓮聖人…撰時鈔〕
一、佛法は一乗にして二乗なく、各種宗派のあるべき理なし。〔常不軽無学大士〕
『法と道は、表裏一体のものであることは、論を要しない。
しかしながら、〔法〕のために道(生きるみち)があるのでなく、〔道〕(生きるみち〕を正当にするために、法や経や教があることが真実である。
現代における、朝夕の生きて行く道こそ大事なれ。』〔常不軽台学大士〕
…☆『撰時鈔』…法華経が世に広まる末法時には、各種の法難が現れるが、これに耐えて、その時代に適応した法華経を広めるべきだという論。現代は法華経の結論たる仏説観普賢菩薩行法経の「肝」である大御宝號＝南無先祖
養道が広まるべき時代です。☆大愛道…『一切の人を視(み)ること猶(な)ほ佛の想の如くし、諸々の衆生に於て父母の想の如くせよ』(佛説…一切生命の尊重)の精神で生きていくこと。人種を超え、宗教を超えて、現時の人類が永久の繁栄に到達し得る不変の実践道です。
大愛道によって対立がなくなり、人類が和合するので、一大調和道とも言い、また個人、家庭、国家等のあらゆる病・貧・争をことごとく変毒為薬となしていくので、大荘厳懴悔道とも言います。
☆道…1、「菩提」に同じ。2、佛の説かれた教程または教法。3、修行の意。
☆無上道…1、この上ないさとり。2、最勝の教法。
☆度(ど)す…1、到達する。2、渡し運ぶ意。3、苦を免れて楽に至らしめること。
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