宗教とは生活そのものです

 ☆ 念願の仕方は省略してありますので、「試してみよう」のページを参照して、実践してくださるようお願いいたします。
 その1 受験合格祈願
 今月号から始まったこの欄は、総法号による念願の仕方を皆様に体験して頂くためのものです。
 本来念願は、法名者が書写した総法号をおまつりし、定時の読経と多少の摂折によって成就するものですが、書写しなくても、見本に当てはめて総法号を読み上げ、御宝號(南無先祖養道…なむせんそぎょうようどう)を熱心に唱えればそれなりの効果があります。誰でも自分で自分の問題を解決できますので、生活の一部としてふだんに実行していただきたいと思います。
 但し、大きな念願や複雑な問題の場合は、法名者による複数の総法号の書写が必要ですので、本営事務局にご相談下さい。
 それでは早速、始めましょう。今月は受験シーズンですので、まず最初は受験合格祈願です。私の二男の例をあげて説明します。皆様の場合はそれぞれの部分を言いかえて読み上げて下さい。

 まず、お経をあげて念願する場合は、要結品の帰依文、懴悔勧請文を読み、懴悔回向唱の二行目、「志す所の精霊」の次に、
 『並びに、倉田○○当十七才の来る二月三日、○○大学○○学科の受験合格に関交する悪業障因縁一切の諸精霊並びに、』と入れ、続いて「十方法界…」と読経します。三部経をお持ちの方は、試験当日は妙法蓮華経如来神力品第二十一の読誦で、実力を発揮できます。

 御宝號だけを唱える場合は、
 御宝號(三唱)、帰依文(三唱)に続いて、
 「南無先祖養道、
 『倉田○○当十七才の来る二月三日、○○大学○○学科の受験合格に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』、
 大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、なにとぞ速やかに御成仏おんなさしめ給え」と読み、
 それから御宝號を最低三百回(朝夕に)お唱えします。

 総法号の内容は正確にお願いします。なるべく受験生本人が読誦した方が気分転換にもなって良いです。一番大事なのは普段の勉強です。では、がんばって下さい。(「試してみよう」のページを参照してください。)(合掌祈願)


 その2
 夫婦円満祈願
 『親子は一世、夫婦は二世、師弟は三世』と言われ、夫婦は前世からの深い縁があるわけです。過去世に夫婦だった二人が今世でも、同じ関係、同じ立場で夫婦になる場合もありますし、夫と妻の立場が入れ替わって夫婦になる場合もあります。また、かたき同士でいがみ合ってきた二人が、今世ではその強い因縁にひかれて夫婦になる場合もあります。過去世に二人で協力して暖かい家庭を作ってきた場合は、今世でも良い家庭を築けるでしょうが、仇同士であった場合は今世でもいがみ合う夫婦になる可能性があります。
 いずれにしても、今世夫婦になっているということは、どういう関係にせよ、過去世の因縁の解決のためにはそれが最善であるということです。いかに仲が悪くてもそれは神仏の取り計らいと考えるべきでしょう。すなわち、すべて自分のため、自分の修行ということです。
 ここで問題になるのは夫婦仲が悪い場合のことですが、普通はどちらか一方が苦しむ場合が多いわけです。その苦しんでいる方が前世では相手を苦しめてきたのではないかなということです。
 夫婦の間で、ある問題で苦しめられたら、前世は同じような問題で相手を苦しめてきたんだなと思って、「申し訳なかった」という気持ちを持つように努力し、決して相手を恨んだりしないことです。懴悔を続けていけば、必ず夫婦関係は改善されます。

 もう一つ大事なことは、結婚する時に、両家の御先祖の御法名を交換し、双方のお過去帳にそれぞれ相手の御先祖の御法名を書写することです。こうすることで、どういう因縁があっても大概は小難、無難ですむようになります。そのわけは、御法名をおくることによって、双方の先祖が子孫のために働けるようになるからです。御法名をおくることは先祖を救うことになります。人を救わないで自分が救われるということはありません。
 ご法名の交換が済んでいない方はできるだけ早く、仕事を休んででも、相手の実家なり、墓地なりへ行って、俗名、行年、命日だけでも調べて来て下さい。不明の場合は俗名だけでも良いです。連絡下されば、本営の方で御法名をおくらせていただきます。

 それでは私達夫婦を例にとって書いてみます。皆様の場合はそれぞれ言いかえて下さい。今回は読経しないで、 御宝號を唱えるだけの場合(車を運転中の時など)を例にします。(「試してみよう」のページを参照してください。)

 南無先祖養道(三唱)
 我れ今大乗方等経典甚深の妙義によって、佛に南無し、法に南無し、大士に南無したてまつる。(三唱)
 南無先祖養道
 『倉田修一当○○才と倉田幸枝当○○才との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊
 大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心なにとぞ速やかに御成仏おんなさしめ給え。
 南無先祖養道(最低三百回お唱えします。)
 これを21日間以上朝晩実行します。


 その3
 子供の問題1…子供との関係
 最近よく幼児虐待という言葉を耳にします。昔はあまりこういうことは聞きませんでしたが、若い父や母が子供のイタズラや言うことを聞かないことに腹を立て、ついカッとなってその子をいじめてしまうものです。
 この原因はいろいろとあるでしょうが、要するに前世におけるその子との因縁があまりよくないわけです。親が悪いのか、子供が悪いのかの問題は別にして、思わずいじめてしまってから後悔して苦しむ親の方に責任がありますので、親の懴悔により問題は解決します。そこでこの場合は、子供のことでカッとなったら、手を挙げる前に、南無先祖養道と唱えて下さい。しばらくとなえていると気持ちが落ち着いてきて、どう対処したら最善かが見えてきます。御宝號を心に唱えながらの言動は子供にもよい影響を与えます。
 もし自分に、すぐカッとなったり、乱暴したりする傾向がある場合は、ふだんの読経の時に念願をした方が良いです。そしてこの場合は、子供との間の因縁と自分の性格に関交する因縁の二つになります。では、例によって私の名前で書いてみます。
  南無先祖養道
 ☆『倉田修一当○才の怒り魔に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』と
 ☆『倉田修一当○才と倉田○○当何才との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』の二つです。 (合掌)

 (「試してみよう」のページを参照してください。)


 その4
 夫婦げんか
 どんなに仲の良い夫婦でも、ちょっとしたことがキッカケでケンカになることがありますよね。それが一晩で治まれば良いですが、しこりが残って何日も口を聞かない状態になり、ミゾが深まり、しまいには離婚にまで発展してしまう。そうなったらもう取り返しがつきません。
 そこで、大事なことは相手の非難をしないことです。自分は悪くないと思っても、これを読むあなたに責任があります。つまり、相手が悪くても実際にその問題で悩んでいるのはあなたですから、あなたの因縁だという事です。そこで、夫婦の間がアブナイ状態になって修復が難しいと感じたら、真剣に取り組んでいただきたいと思います。
 まず、御自分の御宝前にまつってあるお過去帳を点検してみましょう。自分の方の先祖や縁のある方々の御法名は全て書写してありますか。次に夫または妻の方の先祖や縁のある方の御法名は全て迎えてありますか。もし一体でも抜けていたらすぐにお迎えして、本営に御法名を依頼して下さい。御法名が抜けていれば、その先祖の催促で問題が起きることもあります。
 それから、今まで以上に熱心にお経をあげて下さい。それでも良くならない時は、本営に御相談ください。
 読経の時に読み上げる総法号は、あなたのお名前と年令で言い換えて下さい。
 (「試してみよう」のページを参照してください。)
  ☆『倉田修一当○才と倉田幸枝当○才との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』です。 (合掌)


 その5 五体満足で安産1〜3
 (1) 生まれてくる子供が五体満足で安産でありますように、というのは親ならば誰しも願うことです。今月はこの念願をしてみましょう。
 普通は夫と妻のどちらかの先祖が子供として生まれ変わってくるわけですから、わかる限りの両方の先祖に浄妙院コのご法名がおくられていることが安産の必須条件となります。
 若い夫婦で両家のご先祖のご法名をまだお迎えしていない方は、ぜひこの機会にお過去帳にのせるようにして下さい。この事は安産祈願だけでなく、夫婦関係のうまくいかない時にも必ず助けになります。
 婚家なり実家なりへ行って先祖のご法名をお迎えし、お過去帳にのせることは、仕事を休んででも行くだけの価値のあることです。ご法名は生きて立ち働いています。ただ紙に書いた文字ではありませんから。
 赤ちゃんが無事産まれることへの総法号は、次のようになります。(「試してみよう」のページを参照してください。)
 ☆『○山○子当□才の出産に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』です。

 (2) 赤ちゃんが無事産まれることと、赤ちゃん自身の因縁に対しての総法号を、今回は実際にお経をあげる順序にしたがって書いてみます。
 お経は大乗方等経典(朝夕のおつとめのお経巻)と妙法蓮華経提婆達多品第十二です。

  南無先祖養道(三唱)

  帰 依 文
 我れ今大乗方等経典深甚の妙義に依って、
 佛に南無し。
 法に南無し。
 大士に南無したてまつる。
  南無先祖養道(数十百返となえ、ここで先ず我が身心を浄めしずめる)

  懴 悔 勧 請 文
 南無東方善コ佛
 三世の諸佛の守護したまふ所なり。衆魔群道得入すること、有ること無し。一切の邪見生死に壊敗せられず。
 南無先祖養道(一唱)
 南無大御父久遠實成釈迦牟尼世尊
 南無大御母天照します大御神
 南無末法救済大導師凡有所見大慈悲深義常不軽無學大士
 南無先祖養道(一唱)
 南無大御本営御本尊本化淨行大菩薩
 南無當分営御本尊並に當家御本尊
 南無末世行法大導師観普賢院常不軽「ろく」という字學大士
 南無世界各聖賢宗祖大士並に先師先コ諸精霊
 南無諸大菩薩諸天善神
 南無先祖養道(一唱)
 我の心得違ひ、思ひ違ひ等は赦し給へ。知らず識らずに犯したる罪咎は、霜露の如く作さ令め給へ。諸佛諸天。来臨擁護なさしめ給へ。南無先祖養道(一唱)

  懴 悔 回 向 唱
 先祖代々過去帳一切の精霊。今日命日にあたる精霊。志す所の精霊。(この次に総法号を読み上げます。)
 『並びに、○山○子当□才の出産に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』並びに、
 『○山○子当□才の△月出産予定の嬰児に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』並びに、
 十方法界一切諸佛之諸精霊。本日所縁一切之諸精霊。……。
 (あとはこのまま続けて、行法経と提婆達多品を読誦します。)

 なお、家系の因縁上どうしても心配な点がある場合は、摂折をしていただきたいと思います。
もしも摂折ができますならば、先生からお許しを得ていることとして、一家摂折すれば、その家の先祖の御法名とは別に、総法号の因縁に対して、五十体(普通は男女各二十五体)の御法名をおくってもよいことになっています。この場合は法名者に依頼して下さい。
こうすれば、全く心配なく出産を迎えることができます。(合掌)

 (3)先輩の方から「念願は細かくする」というご注意をいただきましたので、今回は安産ということで、こまかく考えてみたいと思います。
 婦人が妊娠してから出産までの長い期間、母子ともに健康に過ごせれば幸いですが、つわりや糖尿などの症状から、子宮外妊娠など生命に関わる問題もあり、出産は女性にとって大変な仕事です。
 そこで、赤ちゃんの胎教にもなるので、普段からよくお経をあげる事が大切です。そして、何か症状が出た時、その症状ごとに、総法号を唱えます。
 例えば、妊娠中毒症ならば、「倉田○子当○才の妊娠中毒症に関交する悪業障因縁一切の諸精霊」、
倉田○子当○才と□□病院の▽▽先生との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊」、
倉田○子当○才とお腹の子供との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊」というふうに三つになります。

 ところで、念願というと、仏様に自分の困っていることをお願いして助けていただこうというように考えがちですが、基本的には、どんな場合でも自分の懴悔であるいうことです。
 つまり、過去世に犯してきた心得違い、思い違いがあるということです。それがいろんな病状になったり、人間関係がうまくいかなかったりするわけです。そこで、念願の心構えは、願わくば摂折の決意を伴って、過去世のおわびをするような気持ちで(現在何も悪いことをしていなくてもです)、行うということです。
 物事の原因はすべて自分にあるということです。自分の責任です。


 その6 愚痴をこぼす
 世の中全体が不景気になると、仕事も不調になり、男性は家庭の中でもつい愚痴をこぼしたくなります。でも、できれぱ、愚痴は聞きたくありませんね。やはり明るい話題を持ちたいものです。そこで、今回は愚痴が少なくなるように念願してみましょう。(「試してみよう」のページを参照してください。)
 車の中で唱える場合は、帰依文の次にご宝號を三唱して、総法号を唱えますが、家庭で、御宝前で唱える場合は、次のようにします。大乗方等経典を参照してください。

 南無先祖養道(三唱)
  帰 依 文(三唱)
 南無先祖養道(数十百返となえ、ここで先ず我が身心を浄めしずめる)
  懴 悔 勧 請 文
  懴 悔 回 向 唱
 先祖代々過去帳一切の精霊。今日命日にあたる精霊。志す所の精霊。(この次に総法号を読み上げます。)
 『並びに、倉田修一当○才の愚痴魔に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』並びに、十方法界一切諸佛之諸精霊。本日所縁一切之諸精霊。……。(あとはこのまま続けて、行法経と提婆達多品を読誦します。)


 その7 火事の因縁
 因縁というのは恐ろしいもので、例えば車の出会い頭の事故の場合、片方が一分でも時間がずれていれば事故にならないのに、それがピッタリ合ってしまう。
 家庭で火を使って料理をしている時に、懐かしい友人から電話がかかってきて、つい話に夢中になって火がついてる事を忘れてしまう。そして大事に至ってしまう。
 因縁はそういうスキをついて入り込み、普通にはありえないことを重ねてくるものなので、忘れっぽいクセのある人は、例えば使用中のコンロから離れる場合は、火を消す習慣を身につけるとかのスキを作らない心がけが大切です。火事は我が家だけではなく、隣近所に大変な迷惑をかけますから、十分注意したいものです。
 家庭内で火事になるかも知れない不安、兆候を感じた場合は、次の総法号をしばらく実践して下さい。(名前と年令は入れ替えて下さい。)

 ご宝號三唱、帰依文三唱、そしてまたご宝號三唱の後、
 倉田修一当○才の火事に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、
 大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、なにとぞ速やかにご成仏おんなさしめ給え。
 ご宝號(南無先祖養道)を三百辺以上唱える。

 ☆ 念願の仕方は省略してありますので、「試してみよう」のページまたは、「念願の仕方」のページを参照して、実践してくださるようお願いいたします。


 その8 学校の行事1…運動会
 学校での行事のひとつに運動会(体育祭)があります。今回は、運動会当日天気に恵まれて、ケガなく無事に終了するよう念願してみましょう。
 一つは天候の念願、そしてもう一つは行事そのものの念願です。
 運動会の日にちがわかった時から、朝晩念願をします。学校名などはあなたの方の学校名を入れて下さい。

 南無先祖養道(三唱)
 我れ今大乗方等経典深甚の妙義に依って、
 佛に南無し。
 法に南無し。
 大士に南無したてまつる。(三唱)
 南無先祖養道(三唱)
 来る○月○日の天候に関交する悪業障因縁一切の諸精霊並びに、
 ○○学校運動会の行事一切に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、

 大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、なにとぞ速やかにご成仏おんなさしめ給え。
 南無先祖養道(三百回以上お唱え下さい。)
 運動会ではなく体育祭といっている所は、体育祭で言い換えて下さい。また、特に心配なことがある場合は、そのことも付け足して下さい。もし当日の天気予報で雨などの心配がある場合は、『倉田修一当○才の○月○日の雨に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』というように、あなたの名前と年令を入れて念願して下さい。
 なお、お経をあげる事ができれば、行法経(要結品)や提婆達多品第十二を読誦すると良いです。

 ☆ 念願の仕方は省略してありますので、「試してみよう」のページまたは、「念願の仕方」のページを参照して、実践してくださるようお願いいたします。


 その9 学校の行事2…旅行、遠足
 学校でのもうひとつの行事に遠足や修学旅行があります。今回は、旅行当日、天気に恵まれて、ケガなく無事に戻れるよう念願してみましょう。
 一つは天候の念願、一つは行事そのもの、そしてもう一つは交通の念願です。これは、家族旅行や帰省などでも同じです。
 旅行の日程が分かった時から、朝晩念願をします。一ヶ月前から念願するのが理想的です。勿論、あなたのお名前と年令で言い換えて下さい。
  南無先祖養道(三唱)
   帰依文(三唱)
  南無先祖養道(三唱)
 倉田修一当○才の来る○月○日の○○行き旅行当日の天候に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに、
 倉田修一当○才の○○行き旅行に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに、
 倉田修一当○才の○○行き旅行の交通に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、

 大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、なにとぞ速やかにご成仏おんなさしめ給え。
 南無先祖養道(三百返以上唱え、できればお経もあげて下さい。)
 ところで、念願というと、仏様に自分の困っていることをお願いして助けていただこうというように考えがちですが、基本的には、どんな場合でも自分の懴悔であるいうことを忘れないで下さい。つまり、過去世の自分の業により、念願する必要が出てくるので、懴悔ということが心の底に必要なのです。

 自分の懴悔というのは、一切の責任は自分自身にあるということです。
 例えば交通事故について言えば、交通事故は自分自身が呼び寄せるものだということです。いくら相手が悪いように思えても、自分の因縁ですから、自分に責任があります。相手に対してすべて自分が悪いと言う必要はありませんが、基本的に内面的に自分の責任を認めることで、事故後の示談交渉等がスムーズに行きます。
 つまり、過去世に犯してきた心得違い、思い違いがあるということです。それがいろんな病状になったり、人間関係がうまくいかなかったりするわけです。そこで、念願の心構えは、願わくば摂折の決意を伴って、過去世のおわびをするような気持ちで(現在何も悪いことをしていなくてもです)、行うということです。
 物事の原因はすべて自分にあるということです。自分の責任です。
 願わくば摂折を忘れないでいただきたいと思います。


 その10 反抗期
 子供を育てる上で反抗期がありますが、子供は先祖の生まれ変わりですから、親が先祖養道をしていれば、軽く済むと思います。子供の反抗は自分の姿ですが、反抗して困る場合は次のようにして、和合するように念願してみましょう。総法号はすべて見本ですから、あなたと子供さんのお名前と年令で言いかえて下さい。

 1、まず、ご宝前でお経をあげられる場合は、
 南無先祖養道(三唱)、帰依文三唱、南無先祖養道(数十百返)を唱え、懴悔勧請文をあげ、それから懴悔回向唱の2行目『志す所の精霊』の次に、
 『倉田修一当○才と倉田◎○当○才との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに、倉田◎○当○才の反抗心に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』と入れ、(並びに)『十方法界一切…』と続けて、要結品を読経します。時間があれば、提婆達多品第十二もあげてください。最後に、ご宝號を三百辺以上唱えます。

 2、次に車の中等で念願する場合は、
 南無先祖養道(三唱)、帰依文三唱、南無先祖養道(三唱)のあとに、前記の総法号を読み上げ、
 『大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、なにとぞ速やかにご成仏おんなさしめ給え』に続けて、ご宝號を三百辺以上お唱えします。

 ☆ 念願の仕方は省略してありますので、「試してみよう」のページまたは、「念願の仕方」のページを参照して、実践してくださるようお願いいたします。


 その11 引越し
 三、四月は、進学、就職、転勤などで、引越しのシーズンになりますから、今回は引越しに関する一連のことを、事故なく無事に済むように念願してみましょう。引越しの日取りが決まって準備が始まったら、念願の方も進めて行きましょう。
 まず、当日の天気です。次に交通、ドライバーとの関係、それから引越しの作業そのものがあります。(念願の仕方などは前記と同じです。)
 南無先祖養道(三唱)、帰依文三唱、南無先祖養道(三唱)
 『来る○月○日、倉田修一当○才の引越し当日の天候に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
 来る○月○日、倉田修一当○才の引越し当日の、どこからどこまでの交通に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに、
 倉田修一当○才と○○会社○○運転手並びに作業員との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
 来る○月○日、倉田修一当○才の引越し作業一切に関交する悪業障因縁一切の諸精霊
、大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、なにとぞ速やかにご成仏おんなさしめ給え
南無先祖養道 (三百辺以上)(合掌)
というようになります。時間があれば、お経もあげて下さい。名前や日にちなどは言い換えて下さい。


 その12 地面の因縁
 前々号で引越しを扱いましたが、無事引越しが済んだでしょうか。続いて今回は、地面の因縁≠ナす。
 引っ越した場所がアパートなどの借家でも、自分の土地、建物でも、どちらにしても地面の因縁は深いと言いますし、又、新築だけでなく、お店の新規開店や会社の設立などでも、地面の因縁は大事な問題です。
 地面には何が埋まっているかわかりません。例えばそこが昔戦場で、多くの人が亡くなった場所だと、後あといろんな問題が出てきます。そういう所には住まない方が無難ですが、どういう場所かわからない場合もあります。そこで、次のようにします。今回の場合は、短冊に書写して、御貴家の御宝前の奥に貼り付けるようにしますので、法名者に書いてもらって下さい。

 私の家を例にしてみますと、
 ○○市○○町○番地の地面に関交する悪業障因縁一切の諸精霊。
 となります。(総法号の読み上げ方は、「試してみよう」のページまたは、「念願の仕方」のページを参照して、実践してくださるようお願いいたします。住所などは言い換えて下さい。)
 なお御経は、お勤めのお経に加えて、妙法蓮華経化城諭品第七(清めのお経)の一部と提婆達多品第十二を最低21日間は読誦します。詳しくは、お問い合わせ下さい。


 その13 家の新築、改築と地鎮祭
 さて、今回は家を新築したり、改築したりする場合の第一回です。
 新築・改築は人生において、一つの大きな事業ですね。ことに新築はうれしくもありますし、一生に一度かなうかどうかという大変なことでもあります。それだけにいろんな面で大変な思いをします。ここはひとつ霊的な面から、事前に十分な準備をしてから取りかかるようにしましょう。そして、少しでも失敗をなくしましょう。
 なお、地鎮祭については、自分の因縁のある土地に自分が住むことになるので、本来は、自分自身が読経して、その土地を浄めるものです。自分自身が読経する事に大きな意味があります。地鎮祭の時のお経は、前回の地面の因縁≠フ場合と同じです。

 自宅のご宝前でお経をあげられる場合は、
 南無(三唱) 、南無先祖養道(三唱)、帰依文三唱、南無先祖養道 (数十百返)を唱え、懴悔勧請文をあげ、それから懴悔回向唱の2行目、『志す所の精霊』の次に、
  (まず土地の購入です)
 倉田修一当○才の○市○町○番地の土地の購入に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
  (次に地権者との関係です)
 倉田修一当○才と○市○町○番地の地権者、○○(実名を入れる)との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
  (それから建築会社との交渉です)
 倉田修一当○才と○○会社の担当者との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊。

と入れ、並びに『十方法界一切…』と続けて、要結品を読経します。そして最後にご宝號お唱えします。(総法号の読み上げ方は、上記「その12…地面の因縁」の場合と同じです。お名前、住所などは入れ替えて下さい。)

 前回に引き続いて、今回は家の新築、改築の二回目で、銀行との交渉、大工さんとの関係、建築工事全般、改築工事全般などを扱います。(ご宝前で念願する場合の順序です。名前や年令等はすべて言い換えて下さい。)

 南無(三唱)、南無先祖養道 (三唱)、帰依文(三唱)、南無先祖養道(数十百返)を唱え、懴悔勧請文をあげ、それから懴悔回向唱の2行目『志す所の精霊』の次に、
  (まず銀行との交渉です)
 倉田修一当○才と○○銀行の担当者との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに、
  (次に大工さんとの関係です)
 倉田修一当○才と大工さんとの間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに、
  (次に建築工事全般です)
 倉田修一宅建築工事一切に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに、
  (改築工事の場合は)
 倉田修一宅改築工事一切に関交する悪業障因縁一切の諸精霊。

と入れ、並びに『十方法界一切諸佛之諸精霊。…』と続けて懴悔回向唱を読み、要結品と(時間があれば)提婆品も読誦します。そして、誓願文をあげて、最後にご宝號をたくさんお唱えします。
 御宝前ではなく、出先や車の中などで念願する場合は、
 南無(三唱)、ご宝號(三唱)、帰依文(三唱)、ご宝號(三唱)を唱えてから、総法号を読み上げ、『大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、何とぞ速やかにご成仏おんなさしめ給え』に続けて、ご宝號を三百辺以上お唱えします。(総法号の読み上げ方は、「試してみよう」のページまたは、「念願の仕方」のページを参照して、実践してくださるようお願いいたします。住所などは言い換えて下さい。)


 その14 畑の病虫害
 今回は庭木や作物の病虫害を考えて見ましょう。観賞目的の花木ならともかく、野菜や果物など口にするものには、できるだけ農薬は使いたくないものです。農薬は薬といってもその中身は毒物そのものです。小さい虫が死ぬわけなので、人間にも環境にもよいわけがありません。
 そこで農薬を使わないで、病害虫を退治するわけです。農作物につく病害虫の実体は、悪業障因縁一切の諸精霊ですから、総法号によって解消します。但し、病気の場合は病名(うどんこ病とか黒斑病など)を正確にし、虫害の場合もハダニ、アブラムシ、カラスなど虫名を特定します。そしてその作物のそばで、総法号を読み上げ、読経するのが最善です。畑で読経できない時は御宝前でします。例えば、菊につくアブラムシの場合は、次のようになります。(念願方法は前回同様です。)
 ただし、総法号はあくまでも一時的に押さえるための手段ですから、根本的に解決するには、絶対に摂折が必要です。この事を忘れないでいただきたいと思います。
 自宅のご宝前でお経をあげられる場合は、
 南無(三唱) 、南無先祖養道(三唱)、帰依文三唱、南無先祖養道 (数十百返)を唱え、懴悔勧請文をあげ、それから懴悔回向唱の2行目 『志す所の精霊』の次に、
 倉田修一当○才栽培の菊のアブラムシの害に関交する悪業障因縁一切の諸精霊。

と入れ、並びに『十方法界一切…』と続けて、要結品を読経します。そして最後にご宝號をお唱えします。


 その15 結婚
 結婚にまつわることはいろいろありますが、結婚が決まるまでが大変です。今の若い方達は結婚を考えない人も多いようですが、結婚して二人で歩む人生も修行、結婚しないで一人で生きることもまた修行です。
 さて、結婚を考えている相手がいる場合ですが、まず、
 (1)二人の間に関交する因縁、
 (2)お互いの両親との間に関交する因縁、
 (3)二人の結婚に関交する因縁などがあります。
 そして、婚約まで進んだら、両家のご先祖のご法名をお互いに交換して、それぞれの過去帳に写すと良いです。
 相手が入信していない場合は、信仰の話をすると本心がわかります。そして、相手の先祖の俗名、命日などをそれとなく調べて、ご法名をおくっておくと、良い結果が出ます。
 「二人の結婚に関交する因縁」については、次のようになります。
 自宅のご宝前でお経をあげられる場合は、
 南無(三唱) 、南無先祖養道(三唱)、帰依文三唱、南無先祖養道 (数十百返)を唱え、懴悔勧請文をあげ、それから懴悔回向唱の2行目 『志す所の精霊』の次に、
○○○子当○才と□□□夫当○才との結婚に関交する悪業障因縁一切の諸精霊。

と入れ、並びに『十方法界一切…』と続けて、要結品を読経します。そして最後にご宝號をお唱えします。(総法号の読み上げ方は、「試してみよう」のページまたは、「念願の仕方」のページを参照して、実践してくださるようお願いいたします。住所などは言い換えて下さい。)

 その16 結婚式
 前回に引き続いて、今回は結婚式が滞りなく無事に挙式できるように、霊的な面から準備してみましょう。結納が済んで、式の日取りと式場が決まったら、すぐに念願に入って下さい。
 まず、(1)…挙式当日の天候があります。それから、(2)…自宅から式場までの交通の因縁、(3)…結婚式当日の体調の問題、(4)…結婚式そのもの、(5)…司会者との関係、(6)…仲人親との関係、(7)…参会者の出足、(8)…参会者の交通因縁など押さえておかなければならないことがいろいろありますが、たくさんあって面倒だなんて思ってはいけません。物事を無事に遂行するためには、因縁にスキを与えないことです。
 例えば、「耳なし芳一」のように、耳に経文を書き忘れることのないように、落ちがないようにする必要があります。
 それと二重三重の用意が大切です。これは、自分にはどういう業があって、そのために失敗することがあるかもしれないという配慮からです。自分の業を忘れては、思いあがることになります。
 恩師の場合は何事にも二重三重の用意をして、どういう展開になってもあわてず、失敗のないようになさってこられました。ですから総法号も、もれのないようにしましょう。

 さてそれでは、(4)の「結婚式そのもの」を取り上げてみます。ただし、総法号はあくまでも一時的に押さえるための方法ですから、根本的に問題を解決するには、絶対に摂折が必要です。この事を忘れないでいただきたいと思います。自宅のご宝前でお経をあげられる場合は、要結品の最初から、

 南無(三唱)、
 南無先祖養道(三唱)、
 帰依文三唱、
 南無先祖養道 (数十百返)を唱え、
 懴悔勧請文をあげ、
 それから懴悔回向唱の2行目『志す所の精霊』の次に、
 『○田 ○雄当○才と△野 △子当○才の結婚式一切に関交する悪業障因縁一切の諸精霊』

と入れ、並びに『十方法界一切…』と続けて、要結品を読経します。そして最後にご宝號をたくさんお唱えします。
 時間があれば、提婆達多品第十二もあげて下さい。(あなたと相手のお名前と年令で言い換えて下さい。)

 その17 新婚旅行1〜2
 さて、結婚式に続いて新婚旅行です。昔は国内旅行が多かったのですが、最近は海外が多く、犯罪に巻き込まれることも多々ありますので、楽しい旅行で無事帰って来れるように、事前に十分霊的な対策をしてお出かけ下さい。勿論、新婚旅行に限らず普通の旅行でも同じことです。

 念願することは次のようにいろいろあります。
 (1)旅行全般。(2)旅行中の交通。(3)天候。(4)盗難。(5)病気、ケガ。(6)夫婦げんか。(7)体調不良。(8)不慮の災難などです。このうち最初の4つを続けて念願してみます。

  A、自宅の御宝前で読経できる場合です。
 南無先祖養道(三唱)、帰依文三唱、南無先祖養道(数十百返)を唱え、懴悔勧請文をあげ、それから懴悔回向唱の2行目『志す所の精霊』の次に、
 (1)倉田修一・幸枝夫婦の○○行き旅行一切に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
 (2)倉田修一・幸枝夫婦の○○行き旅行の交通に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
 (3)倉田修一・幸枝夫婦の来る○月○日の○○行き旅行当日の天候に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
 (4)倉田修一・幸枝夫婦の旅行中の盗難に関交する悪業障因縁一切の諸精霊。

 と入れ、(並びに)『十方法界一切…』と続けて、要結品を読経します。時間があれば、提婆達多品第十二もあげ、最後に、ご宝號(南無先祖養道…なむせんそぎょうようどう)を三百辺以上唱えます。

  B、次に車の中等で念願する場合は、
 前回は自宅でお経をあげられる場合でしたので、今回は車の中等で後半の四つを念願する場合の読み上げ方です。

 南無先祖養道(三唱)、帰依文三唱、南無先祖養道(三唱)のあとに、次の総法号を読み上げます。
 (5)倉田修一・幸枝夫婦の旅行中のケガ一切に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
 (6)倉田修一当○才と倉田幸枝当○才との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
 (7)倉田幸枝当○才の旅行中の体調不良に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
 (8)倉田修一・幸枝夫婦の旅行中の災難一切に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、

と読み上げ、『大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、なにとぞ速やかにご成仏おんなさしめ給え』に続けて、ご宝號を三百辺以上お唱えします。
 (総法号の読み上げ方は、「試してみよう」のページまたは、「念願の仕方」のページを参照して、実践してくださるようお願いいたします。お名前、年令は言い換えて下さい。)

 その18 入学
 入学というと、幼稚園から大学、専門学校までいろいろありますが、お母さんにとって一番心配なのは、やはり小さいお子さんでしょう。幼稚園児や小学校一年になる子供さんが、幼稚園や学校に早く慣れて、交通事故に遭わず、友達もできて、登校拒否にならないようにと、家を出てから帰ってくるまで、心配の種はつきません。
 心配なことはたくさんありますが、今回は幼稚園、学校に早く慣れるように、以下のように総法号を唱えて毎日念願してみましょう。(あなたのお子さんのお名前と年令で言いかえて下さい。自分のことを念願する場合は、勿論自分の名前で言い換えて下さい。)

 南無(三唱)、
 南無先祖養道(三唱)、
 帰依文
 我れ今大乗方等経典甚深の妙義に依て、
 佛に南無し。
 法に南無し。
 大士に南無したてまつる。(三唱)
 南無先祖養道(三唱)

 倉田 ○○当○才の学校生活に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、何とぞ速やかにご成仏おんなさしめ給え。
 南無先祖養道(三百辺以上。御宝前での場合はお経も。)(合掌)

 その19 菩提心と摂折
 この実践講座では毎回、総法号による念願について勉強しておりますが、念願にあたって一番大事なことを改めて書きたいと思います。
 それは、念願には「摂折します」という約束事が含まれているということです。念願には摂折がつきものなのです。
 総法号は一時的に自分の因縁を押さえるもので、根本から解決するということはできません。因縁を一時止めておくから、その間に摂折を…というわけです。勿論人間関係の一時的な感情のもつれ等は、総法号で短期間に解決します。しかし、複雑な問題を根底から解決して、毒を変じて薬と為すには摂折が必要です。
 そこで、どういう総法号を唱えて念願するにしても、自分の菩提心と摂折への念願がセットで必要だというわけです。ですから最初に、
 『倉田 修一当○才の菩提心並びに摂折に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、…』と唱えます。次回からこのことを最初に唱えます。

 その20 一般的ご注意1〜2
 私の母は毎朝四時半頃から起きてお経をあげます。なぜそんなに早く起きるかといいますと、孫も含めた家族総勢十六人のそれぞれの念願…例えば、ケガの因縁、飲みすぎの因縁、体の不調から勉学に至るまで、心配なことを全部念願しているからです。
 これら全部の総法号を読み上げるのに三十分くらいかかっているのです。

 先日、母が言うには、体が縛られたような状態になったそうです。
 これに対して「身とは殺・盗・婬…」を三回と無量義経提婆達多品第十二を、家族のものが読誦しました。その結果、体が楽になったそうです。これは家族の因縁がいっぺんに集まってしまったからです。
 皆様にも、そういう時にはご注意いただきたいと思います。

 次に念願についてですが、例えば大学受験で、総法号書写のお申し込みがあれば、本営等で書写して、一週間以上読経してから、祈願者へお送りしています。
 その際、ご家族の方だけでなく、受験する本人も朝晩総法号を読み上げて読経して欲しいのです。念願というのは自分の懴悔なので、本人が読経しなければ意味がありません。誰かが代わっての懴悔はできないからです。関係者の応援も懴悔です。
 本人が一所懸命になるからこそ、そこに神仏の力が加わって、受験当日、体調も良く十二分に実力を出せるようになります。そして、本人にとって最善の道を歩めるようになります。必ず御宝體様のお導きがあるはずです。そのことをお忘れにならないようにお願い致します。

 その21 作物の病気対策…何のための信仰
 害虫対策については以前にも紹介しましたが、つい農薬を使い勝ちなので、もう一度念願方法を勉強してみましょう。ネズミやイノシシなどの食害ならさすがに農薬は効果はありませんから、総法号と畑での読経で駆除することを考えますが、アブラムシなどの小さな害虫や病気、又、雑草に対してはつい農薬を使ってしまいます。しかし、農家では農薬が原因で亡くなる事故も多いと聞きます。
 農薬の害は昔からいわれていることですが、例えばある農家の人は、ある農薬の入ったバケツに誤ってしりもちをついてしまい、すぐ入浴して洗い流したが、毒が体に回って、数時間後に死亡したといいます。
 このように名前は薬でも、中身はすべて毒なのです。虫にはダメージを与えるが、人間には無害だとは言えません。また自然環境も汚染します。虫も食わない野菜は本当は人間も食べないほうが無難です。

 そこで、私たちとしては、せっかく懴悔滅罪の信仰を持っているのですから、大いに活用したいものです。前回は害虫でしたので、今回は病気(病名は正確に)です。その作物のそばで、総法号を読み上げ、読経します。畑で読経できない時は御宝前でします。(経文はこちら

 南無(三唱)、ご宝號(三唱)、 帰依文(三唱)、ご宝號(数十百返)を唱え、懴悔勧請文をあげ、それから懴悔回向唱に入り、二行目の 『志す所の精霊。』の次に、
 倉田修一当○才栽培のきゅうりのベト病に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、と読み上げ、並びに『十方法界一切諸佛之諸精霊。…』と続けて懴悔回向唱を読み、要結品と時間があれば、提婆品も読誦します。そして誓願文の後、ご宝號をたくさんお唱えします。「試してみよう」のページを参考にして下さい。また、「総法号による念願の仕方」も参考にしてください。

 その22 各種契約に関交する
 以前、引越しに関する念願をしましたが、引越しには当然各種の契約がともないます。まず運送業者との契約、それから引越し先がアパートなら、不動産屋さんとの契約があります。そこで今回は賃貸住宅に引っ越す場合、契約が有利にスムースにいくように念願してみましょう。
 まず契約そのもの、不動産屋さんとの関係、そして大家さんとの関係があります。それから、いわく因縁のあるところには住まないように注意も必要です。

 倉田修一当○才の不動産賃貸契約に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに
 倉田修一当○才と不動産屋さんとの間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊並びに
 倉田修一当○才と大家さんとの間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、
 大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心何とぞ速やかにご成仏御なさしめ給え。
 (ご宝號を三百返以上唱えます。あなたのお名前と年令で言い換えて下さい。不動産屋さんと大家さんは名前がわかれば、名前を入れてください。)「試してみよう」のページを参考にして下さい。また、「総法号による念願の仕方」も参考にしてください。

 その23 住宅の購入
 前回に引き続いて今回は「住宅の購入」の念願です。毎日、総法号を読み上げて読経していると、いざ物件を見にいった時、霊感が働いて、うっかり見落とす注意点にも気がつくものです。新築にせよ、中古住宅にせよ、高額なので慎重に参りましょう。
 倉田修一当○才の住宅の購入に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心何とぞ速やかにご成仏御なさしめ給え。

 ☆ 御宝前で念願する場合は、懴悔回向唱の二行目の 『志す所の精霊』の次に、前記の総法号を読み上げ、要結品と時間があれば提婆品も読誦します。
 ☆ 通勤途中や車の中などで念願する場合は、帰依文を唱えてから、総法号を唱え、ご宝號をたくさん唱えます。あなたのお名前と年令で言い換えて下さい。
 「試してみよう」のページを参考にして下さい。また、「総法号による念願の仕方」も参考にしてください。

 その24 義母の口の悪さ
 新聞の人生案内欄に五十代の主婦の相談が載っていました。義母の口の悪さを直させたいというものです。義母に限らず相手の口の悪さに閉口してしまう場合は、次のようにします。自分が過去世に相手に対してしてきたことかも知れないので、相手を憎まず、自分への戒めとしましょう。
 出先や車の中などで念願する場合は、
 南無(三唱)、南無先祖養道(三唱)、
 帰依文(三唱)、南無先祖養道(三唱)を唱えてから、
 倉田○○当○才と倉田□□当○才との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに倉田□□当○才の悪舌に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、と読み上げ、『大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、何卒速やかにご成仏御なさしめ給え』に続けて、ご宝號(南無先祖養道…なむせんそぎょうようどう)を三百返以上お唱えします。

 次に御宝前でお経をあげられる場合は、大乗方等経典(要結品)を最初のページから読誦します。
 南無(三唱)、ご宝號(三唱)、 帰依文(三唱)、ご宝號(数十百返)を唱え、懴悔勧請文をあげ、それから懴悔回向唱に入り、二行目の 『志す所の精霊』の次に、
 倉田○○当○才と倉田□□当○才との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、並びに倉田□□当○才の悪舌に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、、と読み上げ、並びに『十方法界一切諸佛之諸精霊。…』と続けて懴悔回向唱を読み、要結品と(時間があれば)提婆品も読誦します。そして、誓願文をあげて、最後にご宝號をたくさんお唱えします。あなたのお名前と年令で言い換えて下さい。
 「試してみよう」のページを参考にして下さい。また、「総法号による念願の仕方」も参考にしてください。

 その25 子供の問題(2)
 子供が大きくなってくると、親の思うようにいかなくなるものです。親の責任という事を私は痛感しています。
 今回は子供との関係を題材にして、念願の仕方を最初から説明します。まず自宅で読経できる場合です。
 大乗方等経典(要結)を最初から、5ページの2行目「志す所の精霊」まで読経します。ここで、並びに
 倉田修一当○才と倉田○○当○才との間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、
 と総法号を読み上げて、(並びに)十方法界一切諸佛之諸精霊…と読経を続けます。行法経、無量義経をあげ、時間があれば、提婆達多品第十二もあげます。そして、誓願文をあげて、最後にご宝號をたくさんお唱えします。総法号はあなたとお子さんのお名前と年令で言い換えて下さい。

 その26 散髪
 床屋さんは定期的に通う所なので、個人のお店だといいのですが、理容師さんの大勢いるお店ですと、いつも同じようにというわけにもいきません。しかし、散髪が始まった時に、次のように総法号を唱えるようにすると、雰囲気良く、こちらの期待するように調髪してくれます。
 勿論、床屋さんだけでなく、美容室や各種マッサージ院でも同じです。(次のようにあなたのお名前と年令で言い換え、心の中で唱えて下さい。)
 南無(三唱)、南無先祖養道(三唱)
 帰依文(三唱)、南無先祖養道(三唱)を唱えてから、
倉田修一当○才とこの理容師さんとの間に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、
と繰り返し読み上げ、『大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、何卒速やかにご成仏御なさしめ給え』に続けて、ご宝號を沢山お唱えします。「試してみよう」のページを参考にして下さい。また、「総法号による念願の仕方」も参考にしてください。

 その27 モグラ退治
 同信の方の庭にモグラが出て困ると聞いて、効果があるかどうか心配でしたが、試しにと思って、総法号を書写させていただきました。
 私の方でも朝晩、総法号を読み上げ、読経しました。同信の方もきちんと実行されたようです。そのかいあってか、しばらく念願してから、モグラがでなくなったということです。
 不思議なことに、ご本営の庭に出没していたモグラまでいなくなってしまいました。殺虫剤の類を使用したわけではありません。
 自分の住む所にいる生物は、やはり自分に縁があるので、法の力で処理するのが一番良いわけです。
 大乗方等経典(要結)を最初から、5ページの2行目
志す所の精霊」まで読経し、次に「並びに」と入れ、続けて次の総法号を読み上げ、(並びに)十方法界一切諸佛之諸精霊…と読経を続けます。行法経、無量義経をあげ、時間があれば、提婆達多品もあげます。そして、誓願文をあげて、最後にご宝號を沢山お唱えします。総法号はあなたのお名前等で言い換えて下さい。
倉田修一当○才の所有する○○市○○町○番地の地面に出没するモグラに関交する悪業障因縁一切の諸精霊、
と繰り返し読み上げ、『大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、何卒速やかにご成仏御なさしめ給え』に続けて、ご宝號を沢山お唱えします。「試してみよう」のページを参考にして下さい。また、「総法号による念願の仕方」も参考にしてください。

 その28 子供の安全
 最近、幼い子供を狙う事件が多くなっています。こういう事件の背景には教育問題があると思います。自分のまわり一切が父母であるという「仏説による親孝行」を学校教育に取り入れて、子供の時から生命の一体観(大愛道の心)を養うことが必要です。
 先祖養道の家庭ではそういう心配はいりません。過去帳に多くの先祖を迎えるほど、その守護も厚くなりますから。(お過去帳は家庭の宝です。)
 それでも特別な不安がある時は、具体的な事柄を入れて念願します。総法号は子供の名前と年令とその事柄で言いかえます。
 出先や車の中などで念願する場合は、
 南無(三唱)、南無先祖養道(三唱)、  帰依文(三唱)、南無先祖養道(三唱)を唱えてから、総法号を読み上げます。
倉田○○当○才の学校の往復の交通並びに身の安全に関交する悪業障因縁一切の諸精霊、
 大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、何卒速やかにご成仏御なさしめ給え。(ご宝號を沢山誦唱)

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