☆ 世界第三法門 世界最高、最終の法門…大荘厳懴悔の法門
行法の本尊
行法の戒壇→ 南無先祖
養道行法の題目
懴悔とは 平和の母体である 正義に生きる行為である
故に大荘厳懴悔と名づく
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我が生命の「実相(まことのすがた)」は、一体いか様にできており、如何様にして我が身が現在ここに、こういう状態で存在し、こういう境遇の生活をしているのであろう。
そして神さま仏さまが、事実上存在するのであろうか、若し実在するのであるならば、どういう相(ありかた)をして、どこにどうして、おいでられるのであろう。
そこで此のゑ(右図)は、まず「我が身」というものを、よくよく考えて見てほしいので、書きしめしたものです。
このゑに、現われている自己の生命のつながりの数字と、その拡(ひろ)がりを、お認めになりますか、それとも認めませんか。
それは兎も角として、このゑをじーっと見ておますと、この自身の生命の拡がりは、無限の大宇宙に拡がり、且つ連(つな)がるように、おもわれてきませんか。
爾時(そのとき)に。この小さい自己の中に、大宇宙の生命がありましたか、それともこの大いなる宇宙の中に自己がありましたか、一体どうなのでしょう。(これは大変に大事な問題なのです)ですから、そのいずれとも、あなたが一つ想いを廻(めぐ)らして見て下さい、あなた御自身の事ですから。そして無智な土民として取り扱われていた時代の、あなたではもうないはずですから。
☆ 大宇宙にはギッシリ生命がつまっている…私達一人一人の生命がその構成分子
此の際、私から皆様に一言だけ申し上げておきますが、此の大宇宙と言っても、漠然としておりますが、実はこのぽか一んとしているようですけれども、このぽか一んの中には、ぎっしり生命がつまっておるのです。(丁度この空間に電波が電子がぎっしりと、つまっているようにです)そして、此の生命の働きは実に敏感そのものです。そして此の生命の働きは、法則そのものであり、秩序そのものであるのです。丁度打てばひびくように、呼べばこたえるように。
此の大宇宙のぽかーんの中に、ぎっしりと、つまっている敏感なる生命と、このゑの中に無限に拡がり、そしてつながり合っている、自己の生命の相(ありかた)とを、一つてらしあわしてよく想を更にめぐらして見て下さい。なかなか楽しいそして大事な事なのですから。
そしてこの神秘なる生命を神とも仏とも、人が名づけて呼びます。けれどもこの神秘の生命の一つ一つの分子(つまり電子のような)ものは、実は私達一人一人の生命の分子で、ぎっちりといっぱいつまっていたわけであった事が想像出来ると思います。
私の申す事が、若しも事実ならば、私達が神さま、仏さまと呼んで、恋い慕っていたおん方は、外ならぬこの自分自身の生命の総合体に外ならぬ事が、よくわかってくることと思います。
☆ 神仏は全く自分自身と一所
すなわち、自分は部分であり、神さま仏さまは全体でありましょう。そして、部分と全体は、本来(もと)これ一体であって、別々のものでないことも、よくお分かりねがえると思います。
従って、神・仏は、自分自身をはなれて何処か別の世界に、別な処にお在(いで)られるのでなく、全く自分自身と、何時でも、何処でも、同時にそして一所に、おいでられることが分明することと思います。
☆ 本立って、人間の『生きる道』が生ず…「本」とは父母祖先→神仏
「本立って道生ず」とは聖賢のみ教です。
本立って。とは私達人間は、此の計り知れない大自然の中に、こうして生活をいとなんでおるが、本来どういう状態のもとに、自分自身というものが、こうして存在するのであろうかと言う。その人間の根本的なあり方の問題が、先ず確立し確定してこそ、そこにはじめて「道生ず」。
道生ず。とは私達が万物の霊長たる人間としての、生活を送り得る事が出来、また、此の地上に於て、永劫に尽きないところの、美しく楽しい人生を、私達自分自身の手によって営み得られ、そして漸々に、神の世界、仏の世界へと前進することの由来る可能性が満される。その人間の私達の「生きる道」が生まれるのであると言うことでありましょう。
そして私達が、朝タに恋慕したてまつる、神仏は、私達の「大いなる父母」であられ、私達はその「み子」であるのです。
私達の「大み父母」(神仏)の、大いなる生命が、或る時、或る地域に、釈迦、或は天照、或はキリスト、マホメット、天台、伝教、弘法、栄西、道元、法然、親らん、常不軽無学、観普賢旺山、等の人間の姿を示現して、そして私達に前記の「道」を、或る時には「開き」、或る時代には「示し」、次の時には「悟らしめ」、而して最後の時代の今日に、私達自分自身の手によって、永遠の「楽に入らしめ」たまうため、絶えまなき御努力をなされたまうのです。
この大み父母(神仏)の、大いなるみ力、大いなる恵愛は、私達を直接に産み育みたまいし、我が現の父母祖先によって代行されてあるのでありますことを深く我が心に銘記せねばならないのです。
故に、此の目で見たてまつることの出来ない神仏の慈愛は、我が父母の慈愛によって、その神仏の慈愛を目のあたり計り知る事が出来、従って漠然たる観念の上の神仏を知るのではなく、事実を以って知り得ることが出来るのです。
☆ 父母祖先をはなれての「神仏」はない
此の道以外に、神仏を感じ、神仏を見たてまつり、神仏の慈愛を信ずると言うが如き人は、それは漠然たる観念の世界の人であり、甚だしく狂える世界の人であります。かかる信心は皆邪信であります。自分が聖人か菩薩でない限り、凡夫であり、人間である私達には、父母祖先をはなれての「神仏」は絶対に有り得ないのです。若し人あって、父母祖先を粗略にし軽視して、而も神仏を信ずると言うが如き者は、その人は必ず「ご利益」によって信じている人です。
☆ 親の子に対する愛情は神仏と同じ…不孝の者は畜身同様
従ってその人は、万一自分の願うご利益がない場合は、必ず信ずると言ったその神仏から離脱する人であります。併し乍ら、神仏と衆生、そして、父母祖先と私達の愛情は、何ものをもってしても表現の道がないものです。親の子に対する愛情は、損得、計算ではない、言うに言葉なきもの、それが親と子でしょう。ここの所が則ち神仏なのです。
「道は近きに在り」
「眉の近きは見えず」
例え神仏に対し、多少の粗略があったとしても、大いなる罰はないものです。然し父母祖先を粗略にする者は、必ず必ず大罰が現ずるものです。何故なれば、その人は全く、畜身同様であるからであります。
畜生に対しては、人としての生活は、自然(神仏)が許したまいません。
「不孝の者の多くは、横死す」とは聖者の金言です。横死とは…不慮の災厄で死に、タタミの上で死ねず、畜生同様に死ぬ。そして、父母祖先を大切にする者で、未だ神仏を粗略にする者は古今におりません。
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ここで、此のゑをもう一度じ一っとよく見てみましょう。そして、わが想いを静かに妄想から去って、現世代の自己と、自分と、自身を、よく観察して見ましょう。
その時、此の地球上の三十億余のすべての人々は、みな自己の血縁であり、森羅万象は、一草一木が悉く、我が生命のつながりであることが、想像されると思います。
また我が心身の動き一つが、自己の血縁(環境)と、自己の生命(生活)のつながりとの上に、善きにつけ、悪きにつけ、すべて影響を与えると言うことも、此のゑの無言の説明によって、感得することが出来ると思います。
☆ 対立も和合も自己の心による
そしてまた、此の現在の自己は、単なる個の自己にあらずして、縦(空間的…立体的)には、恒久なる過去と曠遠なる未来とにつながり、横(時間的…平面的)には、全宇宙…全世界の生命のすべてに、拡(ひろ)がりを持つ「自己」であることを、認識することが出来ましょう。
然らば、彼れの悪しきは、取りも直さず我が悪であり、我が善は、取りも直さず彼れの善でありましょう。ここに於て全く対立なき「和合」の世界が(己身に、家庭に、社会に、世界に)我等人間、自らの手によって出現されましょう。
対立は…破壊…苦悩…地獄の別名であり、
和合は…平和…安楽…極楽の別名である。
その何れを選ぶとも、神仏の意志によるにあらず、自己の心、自己の信心一つによるものでありましょう。
☆ アラーも阿弥陀も現時の世代を救えない…南無先祖
養道は統一宗教而して、現在の世界中の宗教は、アーメンも、アラーも、南無阿弥陀仏も南無大師遍照金剛も、南無妙法蓮華経も其の他すべてが、私達が地域的生活をして、土民として取扱われていた時代の、過渡期的遺物であり、既に去歴であるが故に、現時の世代を救う力はもうないのです。そして所謂「相対妙」の宗教(対立的宗教)であるが故に、今日ではもう邪道であるのです。その証拠は、現時の世相が、明らかに立証しておりましょう。(宗教は心の問題、思想の本源であるが故に、その時代の世相の善し悪しは、即ちその時代の宗教の正邪を物語るものです。勿論、個人生活に於ても同断であります。)
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南無先祖
養道は和合の世界であるが故に、これ神仏の大み「心」であり、大み「霊(たま)」であり、大み「相(すがた)」である。
即ち所謂、「絶対妙」(争いなき一つの世界)なるが故に、従って、一つの世界である現世代の宗教であり、すべての宗教の統一宗教であります。
★ 注 釈 ★
☆ アラー…イスラム教における唯一の神。
☆ 南無阿弥陀仏…法然上人。
☆ 南無大師遍照金剛…弘法大師空海。
☆ 去暦…去年の暦は今年の役には立たない。
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